杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

ロケ地見学に行って来る

地元新聞「河北新報」にこんな記事が出ておりました。

映画「エクレール・お菓子放浪記」あすからロケ地公開 富谷
映画「エクレール・お菓子放浪記」の撮影が11日に始まるのを前に、ロケ地の一つ、宮城県富谷町富谷の内ケ崎醤油(しょうゆ)店跡地に造られたオープンセットが9、10の両日、一般公開される。
 セットは、映画の舞台となる戦前戦後の建物や町並みを再現。主人公の少年アキオが働く戦前の映画館や、戦後の焼け跡にできた露店の市場が造られている。
 敷地に現存する醸造小屋や近所の古い民家を活用。戦後にアキオが仲間の少年たちと暮らす住まいや、いしだあゆみさん演じるアキオの義母フサノの家も用意した。
 映画の製作委員会は「撮影前のセットを直接見てもらい、映画でどんなふうに使われたか興味を持ってもらいたい」と話している。
 公開は9、10の両日に町内で開かれる「十三夜(とうみや)・魂のふるさとまつり」に合わせた。9日午後2時からは近藤明男監督とアキオ役の吉井一肇君(11)のトークショーも行われる。連絡先は製作委022(225)0986。
2010年10月08日金曜日

富谷町と言えば仙台の北隣の町、目と鼻の先であります。これは行ってみない手はありません。

で、早速行ってまいりました。

ロケ現場はどこぞの山の中かと思いきや何と街中、富谷町の宿場通りの中にある「内ヶ崎醤油屋」の敷地内に作られておりました。
当日は丁度「十三夜(とおみや)魂のふるさとまつり」というのをやっていまして、通りを入る所にある熊野神社や宿場通りでは手作りの露天が並んでいました(写真はクリックで拡大)。
 
 

この通りを歩いていくと、中程にロケ地見学の看板が。門を覗いてみると中には古びた建物が並んでいます。
 

立派な門の前には「内ヶ崎作三郎生誕の地」のモニュメントが。この通り沿いには酒の醸造元や仙台味噌の醸造元が軒を連ねていまして、通りの各所にこのようなものが並んでいます。


この一角はかつての奥州街道の宿場町であり、地元では「しんまちめぐり」という散策コースを設けています(→こちら)。
 
門を入ると中には古びた土蔵や今は使われていない当時の建物がそのままの形で残されており、ちょっとしたタイムスリップ感覚を味わえます。
 

奥に進むと、古びた建物の隣にビニールシートがかかった建物が。映画ではここが映画館という設定だそうです。
 

ちなみにこのセット、こんな感じで作られまして、制作には地元の学生達も協力したそうです。
近くに寄って見てみますと中々に実感的な汚しがなされており、当時から建っていたような雰囲気をうまく出していますね。


終戦後、主人公の少年が住む所のセットですが、見た目は煤けたコンクリートの壁に見えますが、裏に回るとこの通り。
こういうのを見ると改めて映画のセットなんだなぁと感じますね。
 

オープンセットと言っても、ここはあくまで昔の醤油屋さんの敷地内でして、5分も歩けばすぐ奥まで行き着いてしまう程度の広さです。それに隣の敷地は一般の住宅、果たしてここが映画の中ではどのように表現されるのか、こういうのを見ると興味が付きません。
 
 
さて敷地を出ますとまた祭り会場となり、出店と人出も賑わってきました。
ここの出店は皆商店街の手作りで、その素朴さが何となくほのぼのとさせられます。
 

お腹が減ったので中でいただいた「すいとん」がまた絶品、これ、富谷町のB級グルメとしても良いんじゃないかと言うほど美味かった。
これが一杯100円、まさに手作りならではです。


そして今回初めて知ったのですが、自分のご贔屓にしていましたお酒に「鳳陽」というのがあるのですが、これの醸造元が何とここだったのですね。
お店に並ぶのは、今や全国区になった「戦国BASARA弐」ラベルの「鳳陽」吟醸酒
 

でも自分自身のこだわりとしてやはり「鳳陽」ならば純米酒、おまけにこれ専用の書き下ろしイラストラベルという事で、僕は迷わずこいつをおみやげに選んだのでした。




映画「エクレール お菓子放浪記」についてはこちらを。
あ、「鳳陽」もあった(→こちら)。

はい、しっかり地元びいきです(^.^)。