初めての無観客開催となった東京オリンピックも無事始まりました。
そのおかげで連休となった7月23日、24日の二日間、せっかくだからと隣県を巡る旅をしてきました。
都市部では近場の観光地の人出が急増して連休後の新規感染者の増加が懸念されてますが、元々寺社仏閣や山城巡りを趣味とする当方にとってはまるで関係なく、今回もまた訪れた所は皆人けの無い所ばかりでした。
旅の全行程はこんな感じで、宮城県から山形県・福島県を巡る一泊二日のドライブ旅行です。
一日目、まずは山形県天童市の「若松寺(じゃくしょうじ)」を訪れます。
花笠音頭の「めでためでたのわかまつさまよ」でお馴染みの縁結びの観音「若松観音」を祀るお寺です。
境内にはお地蔵様も多数祀られてます。
ただこのコロナ禍のせいなのか、サイトでは綺麗に紹介されている「弁財天」も草木がぼうぼう、このご時勢上やむなしなのかもしれませんが、もうちょっと手入れしてもよろしいのではないかと…。
でも境内からの眺望は絶景、あれは寒河江の街並みでしょうか。
この日は晴天、真夏の日差し、この景色を見れた事でもう満足です。
(若松寺のHPはこちら ↓)
お次は若松寺から南下する事72km、米沢市のはずれに伊達政宗生誕の地として紹介されている「舘山城跡」を訪れます。
標高350m、登り口には山登り用の杖立てと水飲み場があり、水飲み場には山城ガイドマップが自由に持っていけるように用意されてました。
険しい山道を登るとやがて開けた一帯に行き着きます。
中には石積みや土塁の数々、その敷地の広さを見ても山城としてはかなりの規模だった事が分かります。
山城の端からは遠く米沢の市街が見渡せます(手前の屋根はお隣の水力発電所の小屋で、舘山城入り口の目印ともなってます)。
舘山城跡については、こちらの方のブログが詳しいのでご紹介。↓
ここから会津方面に向かい、会津名物「アイス牧場」でソフトクリームを。
ここ、実は会津中央乳業の本社工場でその敷地内で自社製品を販売しているもので、地元では誰もが知る有名どころです。
ナビでは「アイス牧場」ではなく「会津中央乳業本社工場」とセットすれば正しく登録されます。
売り場には結構なお客さんが並んでましたが、これが今回の旅唯一の密状態でした。
買ったソフトクリームは密を避けて涼しい車内で。
さすが工場直販、濃厚なミルクの味、大変美味しゅうございました(「べこの乳ソフトクリーム」税込み@420円)。
普通会津と言えば「鶴ヶ城」ですが、東北出身の身としては小学校の頃から遠足などで何度も来ている所であり、でもそのお隣にある博物館には未だ入った事がなかったのでした。
中には古代から近代まで、様々な化石や幕末の資料などが展示されてましたが、迷路のような展示方法などが工夫されていて、地方の博物館としては結構見応えがありました。
フタバスズキリュウにも会えるとは思いませんでした。
そして会津観光ではまだ訪れた事のなかった「会津武家屋敷」へ。
幕末の家老「西郷頼母(たのも)」の館を復元したものですが、屋敷内の規模はかなりのもので、初めはなめてかかってました。
玄関先では奥方(?)、お女中(?)のお出迎え。
とにかく広い敷地で、中ではNHK大河ドラマ「八重の桜」もここで撮影された事も紹介されてました。
ちょっと立ち寄るつもりが、実はじっくりと腰を据えて見るべき施設でした。
(施設のHPはこちら ↓)
この日訪れた施設はどこも空いていて、一番多かったのは昼飯で途中立ち寄った道の駅ぐらいで、この状況でとてもコロナにかかるとは思えません。
山城は人影など皆無(当たり前w)、この時期に訪れるなら有名どころではなく、ちょっとはずれた所が狙い目ですね。
この日の宿は会津東山温泉、オリンピックの開会式は部屋飲みしながらゆっくり観覧したのでした。
(二日目に続く)