杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

コロナ禍の小旅行(二日目)

旅行二日目、この日は主に自然を体験する日としました。

会津若松市から白河小峰城までの国道294号線をメインルートとし、その途中であちこち立ち寄る予定を立て、山道などは予めグーグルマップで走行工程や時間をシミュレートしました。

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事前のドライブ計画にはナビだけではなくグーグルマップもこうして使えるので、このグーグルマップの経路検索機能は結構重宝しています。

縮尺を変えると細かな道路状況も分かり、ストリートビューなども駆使して次の訪問地へのルートもこうして確認しています。

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宿を出て1時間、軽い山道を走って辿り着いた山の頂上は「郡山布引〔風の高原〕」。

発電用風車が33基、福島県最大の風力発電所です。

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頂上にはたくさんの巨大な風車がゆっくりと羽を回してました。

時間が早かったせいか観光客の姿はちらほら、この広い敷地にほんの十人程度だったので、マスクを外して標高1000mの高原の空気を思いっきり堪能できました。

ただ本来はここ、この時期は看板の様にひまわり畑が広がっているはずなのですが、

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コロナ禍のせいなのか、今年は一本の花もありませんでした。空いてる原因はこんな所にもあった様です。

まあその分広大な平原風景となった訳ですが、これはこれで高原の風情という感じで良い雰囲気でした(という事にしておきますw)。

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ここからは遠く猪苗代湖も望めます。

空気が澄んでいたら遠くに磐梯山も望める絶景ポイントのはずでしたが、あいにくこの日は霞がかかっていてはっきり見えず残念でした。

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ここから国道294号線を下る事およそ26km、途中拡幅工事中の道端の脇に「馬尾の滝」があります(地図上で道が赤く渋滞を示していたのは片側交互通行のためでした)。

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細長く垂れ落ちる雫が馬の尾の様な文様となり繊細ささえ感じましたが、その滝雫が流れ落ちている岩の大きさには迫力を感じます。

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知る人ぞ知る穴場の滝、道路際でつい見逃されてしまいがちですが、通りがかった人はぜひ一望を。

 

続いて国道294号線をさらに下り、天栄村立牧本小学校の交差点を右折して山道を登る事15分、馬尾の滝からは約18km、25分ほどで「聖ヶ岩ビジターセンター」という施設に到着します。

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ここの駐車場から沢に降りて渓流沿いに10分ほど歩いていくと、目の前に巨大な滝「大信不動滝」が現れます。

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展望台は滝のすぐ目の前なのでその迫力はさらに増し、滝飛沫も顔に当たって思わぬミストシャワーとなり、この暑さの中気持ち良い体験となりました。

(こちらの方のブログで動画が見れます。↓)

 

不動滝を後にして国道294号線を走る事30分、「白河小峰城址」に到着です。

ここも見学者はちらほら、密になる心配はなく暑いのでマスクを外して城内見学です。

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ここの見所は何と言っても石垣ですが、10年前の東日本大震災で崩れた箇所があり、復旧工事は現在も行われている様で、崩落の危険からか一部はまだ立ち入り禁止となっていました。

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小峰城を後にしたら、福島県の旅ではちょくちょく訪れている「宮森城址」へ。また今回も寄ってしまいました。

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 ここは昨年の秋にも訪れているのですが、今回来てみたら祠の鳥居が新調されていて驚きました。

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(昨年11月撮影 ↓)

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山城など本当にもの好きな人ぐらいしか訪れない所だし、大抵は雑草に覆われて朽ち果ててるというイメージだったのですが、こうして(多分地元の人達によって)整備されてる姿を見るのはファンにとっては嬉しいものです。

 

そう言えば昨日訪れた「舘山城跡」も国指定史跡となって保存・整備事業が行われているせいか、雑草などは綺麗に刈り取られていました(→参考)。

近年は戦国ブームや御朱印帳ブームなども相まって古の史跡にスポットが当てられていますが、地元の山城も学術資源のみならず、新たな観光資源としての役割も果たしてほしいしもっと注目を集めてもらいたいものです。

 

ここからは帰路につきますが、内陸の道は混んでるので敢えて海辺のコースを選びます。

伊達市方面に進路を取り県道51号線を北上、東北中央自動車道相馬福島道路・霊山ICに乗って相馬に向かいます。

この自動車道、霊山IC近くから見る光景は中々の迫力で思わぬ絶景となってます。

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相馬からは松川浦沿いの県道38号線や復興道路の県道10号線など、海沿いの道をすいすいと走って無事帰宅となります。

二日間の走行距離数およそ550km、駆け足でしたがそれなりに楽しめた一泊二日の小旅行でした。

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こういう旅をする限りコロナ禍など全然関係なく楽しめるし、ホテルの食堂もコロナ対策は万全、もうそろそろGOTOキャンペーンぐらい復活しても構わないんじゃないかと思うのですが、まあこんな旅自体が少数派なんだろうなと思ったり…w。