杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

お雑煮

明けましておめでとうございます。
正月早々の話題として、我が家のお雑煮などご紹介。

うちは元々転勤族だったので、北海道・福島・山形・宮城を転々と渡り歩いておりました。そのせいか、お雑煮としては多分こちらでは極々オーソドックスなものです。

だしは鶏ベースの醤油味、そこに大根、ニンジン、ごぼうのさきがけ、凍み豆腐の細切りを加えたものです。

  

こつとしては、一度煮て柔らかくなったこの具材を「冷凍」しておくという事、こうすると味に深みが増してきます。
これに角切り餅を焼いたものを入れてセリを散らして出来上がりですが、今回セリを買い忘れてしまいました(^^;)。

  

東北地方では多分この鶏ベースの醤油味というのが一般的かと思われ、それに各地ごとにしいたけの細切りを入れたり、山菜や糸こんにゃくを入れたりという具合になっているようですね。
本来の「仙台雑煮」というものは、焼きハゼをダシにしてそれにイクラなどを散らした豪華なものなのですが、あいにく自分はまだ食した事はありません(高いんです!)。↓
http://www.sendaihatsuuri.com/sendai_03.php
また、仙台雑煮というものは、必ずこれと「あんこ餅」がセットになっているものですが、最近は段々そういう事も忘れられつつあるようです。

正月料理も、「お煮しめ」、「うま煮」、「黒豆」、「きんぴら」、「なます」、「数の子」などと一般的なものですが、我が家ではそれに「いかにんじん」というのが加わります(写真左側)。

  

これ、福島県限定の正月料理だそうでして、ニンジンの細切りとスルメの細切りを醤油であえたものですが、宮城県ではあまり食されてはいないようです。酒のつまみには最適で、結局大晦日のうちになくなってしまいました。
そうそう、キンピラにはタコも入っているのですが、これもご当地限定?

これから正月三が日はずっとこれが続きます。親にとっては楽なのですが、でも子供達にはとても耐えられない事でしょうね。
やっぱりいずれはカレーとなるのかな…。

という事で、本年も宜しくお願い致します。