杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

花見山に行くのだ!

本日の河北新報の記事を見て、思わずアドレナリンが沸騰してしまいました。
花見山、原発風評で閑散 露店・関連イベント中止 福島
 福島市の花の名所、花見山公園で今春、露店開設や関連イベントがすべて中止されることになった。本来なら山を訪れる人とともに市内がにぎわう季節だが、東京電力福島第1原発の事故によって閑散としている。地元経済に大きなマイナスになりそうで、関係者を落胆させている。

 「花見山においでください、なんてやってる場合ではない。そもそも原発がこの騒ぎでは、同じ県内の花見山には観光客も恐ろしがって来ないのではないか」。地元住民らでつくる「花見山観光振興協議会」の土田充会長(78)は話す。
 協議会は先月、4月に予定していた45の露店開設や、JR福島駅からのシャトルバス、ボランティアによる案内などを取りやめることを決めた。関連イベントも中止になった。
 他県の観光関係者からの問い合わせは、ほとんどなくなっているという。東日本大震災直前の日曜(3月6日)に3500人を超えた観光客は、1週間後の13日には100人以下に落ち込んだ。27日の日曜はたった285人で、3週間で10分の1以下になってしまった。
 「年々、売り上げは伸びていたが、かなりの打撃を覚悟しなくてはならない。来年以降もどうなるか…」。花見山の露店で団子を販売するニューキムラヤ(福島市)は嘆く。昨年は3週間で約400万円の売り上げがあったという。
 福島商工会議所の羽田幸弘事務局長(59)は「花見山は確かな観光ブランド。山とともに福島市をPRできなくなるのは痛い」と言う。
 花見山には昨年、約32万人の観光客が訪れた。市によると、2007年(約23万人)の経済波及効果は約33億円。市が調査を始めた02年以降、訪れる人は毎年ほぼ数万人ずつ伸びていた。ことしは激減が避けられず、旅館やホテル、土産物店、バス、タクシーなどの業界は打撃を受けそうだ。
 ただ、以前と同じように花見山を歩いて、花々を楽しむことはできる。山は間もなく最も華やかな季節。園主の阿部一郎さん(91)は「人が来る来ないにかかわらず、花はきれいに咲く。今は気持ちが沈滞しているだろうが、そのうち前を向く日が来る。そのときは花が心の栄養剤になる」と話し、訪れる人を待っている。
(菊地奈保子)
2011年04月04日月曜日
もうね、こういう時だからこそ地元を応援しなければならない時に、何て事!
よ~し、じゃあこうなったらこっちから行ってやろうじゃありませんか。
いつもはとにかくめちゃ込みで、おまけに隣県という事もあり遠方のお客さんに遠慮して今まで行ってなかったんだけど、今年はそんなに混雑しないという事だから、じゃあもう他県に遠慮する事などない訳です。
そして地元の地酒を買ってつまみも現地調達、少しでも地元の利益に寄与しましょう。ここの「Dr.野口カップ」は美味いのです。



弘前の「さくら祭り」は被災地支援の一環として例年通り開催されるのです。
これほどの名所のイベントがこんな形で中止に追い込まれるなんて、もう悲しいどころか腹が立つ!
同じ東北人として、そして隣県の者として、こう思わずにはいられません。

『今年行かずしていつ行くのだ!』

園主の阿部さんの言葉を良く聞くがいい。
「人が来る来ないにかかわらず、花はきれいに咲く。今は気持ちが沈滞しているだろうが、そのうち前を向く日が来る。そのときは花が心の栄養剤になる」
皆深い悲しみを抱いている。だがそれは、同じ悲しみを抱いた者同士でなければ癒せないというのか? それではあまりに悲しすぎるではないか。



僕は決めた。



僕は今年こそ、




「花見山に行くのだ!」