杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

応援する言葉

私の活動範囲は市の北側エリアなのですが、震災後一ヶ月目にしてようやく街中に出る機会ができました。
仙台駅は工事中でご覧の通り、その周りを覆う足場シートやお隣のビルの壁にも「がんばろう東北」のメッセージが掲げられていました。





ただ自分も含めそうなのですが、被災者を励まそうとつい「頑張れ」とか「頑張ろう」とか言ってしまうのですが、それが当人にとっては重荷になると言われます。
そんな中、今月8日に被災地を訪れた楽天星野監督
「耐え抜こう」
という言葉が避難者の方々の心に深く染み入ったようです。
そう、被災住民にとっては、今はこの苦境に何とか耐え忍ぶほかないというのが本当の気持ちなのですね。
星野監督は山元町の地元ラジオ番組でも、
「われわれも燃え尽きるまで必死になって戦う。耐え忍んで、乗り越えていきましょう」
と語ったそうです(→ニュース
共に乗り越える、その気持ちこそが何よりの復興への励みとなるのだと、今更ながら実感せずにはいられませんでした。

街中の商店街には決意のメッセージが掲げられていました。
毎日通っている人にはもう見慣れた光景なのかもしれませんが、それは何となく、星野監督からのエールに対する、地元からの返答の様に感じられました。
そしてそれは、他所から訪れる人にとっては、逆に勇気をもらうものなのかもしれない、これを見てそんな事を思ったのでした。