杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

YOSAKOIまつりを見る

仙台市の秋のイベントと言えば9月のジャズフェス、そしてもう一つ、10月には市民参加型のお祭り「みちのくYOSAKOIまつり」というものがあります。
今年は10月三連休の6日、7日の2日間、仙台地下鉄駅沿いの各会場において行われました。
10月7日、ちょうど私用で街中に出かけていたのでその帰りがてら、去年は見損なっていたという事もあり、今回改めてゆっくり見学させてもらいました。

今回はパンフレットも購入してタイムスケジュールを見てみたのですが、今年は15回目という事もあり、参加グループ192チームという、これまでにない規模のものだったようです。
ジャズフェスは仙台市内の街中を中心に行われますが、この「YOSAKOIまつり」は会場は街中のみならず地下鉄駅沿線の多くの会場で行われ、仙台市を上から下まで縦断する形となってます。
 (クリックで拡大)
当然すべて見られる訳もなく、今回は定禅寺通りで行われたパレードと地下鉄旭ヶ丘駅会場を見る事にしました。

定禅寺通りに着いた時はもう夕方近くだったので後半のグループしか見れませんでしたが、それでも通りは凄い人だかりでした。


横浜から参加「祭・WAIWAIよこはま」


福島県下郷町「郷人(ごうじん)」、そのコスチュームにびっくり。




高知県高知市「國士無双(こくしむそう)」


横浜市「K-one動流夢(どりーむ)」


仙台市「羽跳天(うちょうてん)」、早変わりなので脱いだ服の後始末が大変そう。


この日パレードの最後を飾った、札幌市「新琴似天舞竜神(しんことにてんぶりゅうじん)」、三味線演奏も加わり見事な演技でした。




市民広場は超満員、立ち見も溢れんばかりでした。
丁度やっていたのは青森県十和田市「馬花道(ばかどう)ジュニア」、パンフレットの解説によりますと、「第10回あきたYOSAKOIキッズ祭り」の大賞受賞チームだそうな。


ここから地下鉄で旭ヶ丘駅会場に移動。到着した時は5時過ぎ、そろそろ夕闇が迫っています。
この会場は屋台がいっぱい、今夜の夕飯はここで済ませる事にしました。


演技会場はこんな感じ。前方のブルーシート、後部のパイプ椅子などはすべて満席、ずっと立ち見となったので腰が痛くなりました。
踊っていたのは仙台市「OH囃子来's(おはやしらいす)」


以下スケジュールの変更があった様で、このグループ名が分かりません。ご存知の方いらっしゃいましたら連絡など。


仙台市「ダンススタジオK」


東京都「東京学生"生っ粋"」




富山県「韋駄天HANA-BI with 越中 the 富山」




夕飯のラーメン@500円、まあ屋台の味です。
 

日が暮れても演目はまだまだ続きます。
南三陸町「海童いしゃり」、演技終了後はインタビューを受けてました。

練習所も津波で無くなったりと、色々苦労した事などが語られました。
また、後ろで振り回していた旗の大きさは畳み17畳分、これを一人でやっていたのだから凄いです。


仙台市「Eden」


そしてパレードにも参加していた「羽跳天」、本日二度目の再開です。
やっぱり歩きながらよりもこういうステージの方がやりやすそうです。


このYOSAKOIまつり、最終演技は何と20:54の「総踊り」で、夜9時まで続くとは思ってもいませんでした。私はここらで退散となります。
今回の参加チームは、北は北海道から南は高知県、全国22都道府県95市町村から集まった192チームですが、東北からは南三陸町とか福島県南相馬市などの被災地からの参加もありました。
この「YOSAKOIまつり」ですが、ウィキペディアによりますと、元々は戦後高知市で始まって四国三大祭りとして発展していったのが、1992年に札幌市で「YOSAKOIソーラン祭り」が始まってから全国に広がり、現在は東日本大震災をきっかけに「YOSAKOI! JAPAN連絡協議会」(→こちら)という組織も発足したみたいです。
老若男女が参加するこういう明るい祭りというのは、見ているこちらも本当に元気をもらいます。参加する方々には、これからも頑張って欲しいと願います。

ところでこの日の「私用」ですが、このほど仙台市で「杜の都仙台公式ジョジョGUIDEMAP」というものを作ったという事で、早速仙台駅観光案内所にゲットしに行った次第。
友人の話によると、配布初日の6日は仙台駅構内の案内所では早々となくなったとの事でしたが、翌日はまた大量に入荷していたみたいで窓口に行ったら素直にいただけました。
 
見開き部を開くとこんな具合、ジョジョの登場人物名と町名との関わりなど、地元の人間にとっても中々に興味ある内容となってました。


しかしこういうのって、この間「ジョジョ展」やったんだからその時に配るべきものではなかったかと思うのですが、どうも仙台市サブカルの力を過小評価している気がしてなりません。
まあ今回はアニメも始まるという事でタイミング的には助かったみたいですが、集客を目指すのならばこういうものはもっと計画的・戦略的にじっくり検討してもらいたいと願うものです。
そんな事を思った今年の「YOSAKOIまつり」でした。



カメラはすべてノーストロボ、1/10秒ぐらいのスローシャッター手持ち撮影だったので、見事にブレブレ写真ばかりになってしまいました。
もっと感度を上げて撮っていればと思いましたが、これが本当の後の祭り…(^^;)。