杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

ツルネンさんへのメール(3)

よく「EM」と簡単に言って、それがあたかも一般名詞であるかのような感覚でその言葉が使われている例を多々見ますが、「EM」というのはあくまで固有名詞であって、商品名であるという事は前にも述べました。
しかしながら、その「微生物資材」を熱心に活用している人達の間からは、いつしか「商品名」という意識は消え失せ、「EM=良いもの」というイメージだけが植え付けられてしまっているように感じられます。

ツルネンさんのHPでも、多分「良い物」だから紹介しても差し支えないと思っているのだと私は想像しました。
しかし、たとえそれが良い物だとしても、国会議員の立場でそこまで行っても果たして許される事なのでしょうか?
これが地方であるならば、例えば宮崎県の東国原知事のように、地元産品をPRするというのはまだ許される事だと思います。
しかし国会議員となれば、一企業の事ばかりをPRするのは「公平性」の観点からも問題があると思われますし、その企業からの何らかの援助でもあれば、即座に「企業との癒着」として追及される事柄ともなりかねません。

前回、まるで議論打ち切りのようなメッセージを受け取った訳ですが、私は引き続き以下のメールを送信しました。
*                *                 *
(7月15日 送信)
ツルネンマルテイ様こんにちは、OSATOです。

さて、前回お送りしたメールで私が聞いた事に対しては、残念ながらお答えになってもらえませんでし
た。
しかし、私が送った文面をよくよく読んでみますと、『サイトにおけるEM表記についての見解』など
と、一体何が聞きたかったのかいまいちはっきりしていない事が分かりました。
このような漠然とした問いかけでは、問われた方も何を答えてよいのか分かりません。大変失礼致しま
した。

そこで今回は、はっきりとお答えいただきたい事を質問項目としてまとめてみましたので、ひとつ宜し
くお願い致します。

・サイトにおける「EM情報」のコーナーは、特定の業者に対しての「利益誘導」にあたるとの認識は
お持ちでしょうか?
・国会議員が特定の業者(製品含む)を持ち上げるような事をご自身のサイトで行っても、何の問題も
ないとお考えでしょうか?
・〔問題があるとの認識に達した場合〕、サイト内のEM表記を変更する予定はおありでしょうか?

以上三点についてお答えいただけたならば幸いです。

私は現在ブログを持っております。今回この問題を考えるにつけ、私の考えをそちらに述べておきまし
たのでご参照下さい。↓
http://blog.goo.ne.jp/osato512/e/4eaa2a19606374c44589f80f468756ea


それでは失礼致します。
ツルネンマルテイ様へ
   OSATOより
*                *                *
その後返信はぷっつりと途絶えました。
おりしもこの間に国会は解散され、議院の皆さんはあちらこちらに奔走する事になりました。党内でも様々な会合が開かれ、当然私ごときの質問などは後回しにされてしまった事でしょう。
それでも無しのつぶてというのは、地方議員ならいざしらず国会議員としては果たしてどうなのでしょうか? せめて「今忙しいので云々」と言うぐらいはできるはずではないのでしょうか?
そう感じた私は一週間後、またしつこく催促のメールを送りました。
*                *                *
(7月23日 送信)
こんにちは、ツルネンマルテイ様、OSATOです。

7月15日に質問のメールを送ってから一週間が経ちました。あれからずっと返信を待っているのですが、
未だ何のお答えもありません。
正直申し上げて、今どうしたらよいか分からなくなっています。
私の質問に対し真摯に向き合ってもらえたのか、それとも全然目も通してもらっていないのか、とにか
く何の返信もないためどう考えたらいいのか分からないのです。

この間国会が解散となり、ツルネンさんもお忙しくしてる事は日記を見てみればよく理解できます。
ですから多分、多忙のためメールに目を通す暇もないのだろうと思う事にしております。

前回、

> お便りありがとうございます。
> また、大変貴重なご意見をありがとうございます。
> 引き続きご教授のほどよろしくお願いします。

などとIさんはおっしゃっておりますが、こういう形での議論打ち切りというのは、相手に対して大変心
証を害するやり方であるという事をぜひご理解下さい。
わたしも様々な議員の方と話しておりますが、こういう形で打ち切る時は、決まって自分に対して都合
の悪い事を言わざるを得ない場合となっております。
まあこれはあくまでもレベルが低い地方議員の場合ですが、ツルネンさんに限ってはこのような事はな
いものと信じております。

それでは引き続き返答をお待ちしておりますので、宜しくお願い致します。

ツルネンマルテイ様へ
   OSATOより
*               *               *
改めて自分の書いたものを読んでみると、我ながら随分ぶしつけだったものだと思います。果たしてまともに答えてもらえるのか、それともお怒りのメールとなるのか少々不安な気持ちでいた所、翌日ツルネンマルテイ事務所のIさんから無事返信が戻ってきたのです。
(続く)