杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

奥松島へ行く

長い事地元にいながら中々行く機会がなかったのですが、震災を経て徐々に復活してるという話を聞き、この連休初めて奥松島へ行ってきました。
奥松島の宮戸島の突端には「嵯峨渓(さがけい)」という風光明媚が場所があり、そこは大分県中津市耶馬渓(やばけい)、岩手県猊鼻渓(げいびけい)と合わせ、日本三大渓と呼ばれている絶景スポットです。
宮戸島に着いたら早速嵯峨渓巡りの遊覧船に乗り込みました(大人:2000円)。


乗った遊覧船は今年4月7日に就航したばかりの新型船で、外洋を突っ切っていく速さはモーターボートそのものでした(→記事)。
(以下写真はクリックで拡大)
 

嵯峨渓に近づくと外甲板に出て見学出来ました。屏風岩の絶景が広がります。
 

かもめさんが休んでいるこの岩礁にも名前があったはずですが、失念しました…。
 

白い岩肌に松の木の緑が鮮やかです。
 

嵯峨渓は女性的な松島湾と比べると、荒々しい男性的なイメージと言われています。
 

嵯峨渓名物「メガネ崎」(像の鼻)とみさごの巣がある「みさごの島」、震災前はアーチがかかっていましたが崩れてしまいました。
みさごは英語で「オスプレイ」と言うのですね。
 
震災前の「みさごの島」はこんな形でした(画像はネットより)。 

  

根っこが岩肌に露出して貼り付いている足長松。岩礁にはウミウの姿も。
 

天狗岩。
 

長い年月で削られた岩肌は迫力があります。
  

岬の突端の萱野崎まで来て、ここからUターンとなります。帰り道では震災で崩れた「めがね島」の無残な姿も(震災前の姿はこちら)。
 

こうして一時間の遊覧を終えますが、その後は船内で船長さんから教えてもらった、大高森の展望台に登ってみました。
標高150m、約1kmのアップダウンの山道を進みます。
 

20分ほどで頂上へ。眼下には絶景が広がっていました。
 

地図上ではこういう位置関係となります。


遠くにはソーラーパーク津波被災地の姿も見えます。
 


展望台を後にして、東側の室浜海水浴場に寄ってみました。場所的にはこの辺りになり、ここから嵯峨渓の端が望めます(よく見れば遊覧船の姿も)。


 

嵯峨渓の迫力はやはり実際に見てみないと分かりません。今回はその自然美を大いに堪能させてもらいました。
この景観はまさに、地元が世界に誇れる財産であると改めて実感した次第です。

(パンフレット)


カメラのGPSログを見ると、しっかり遊覧コースが記録されていました。


奥松島公社のサイトはこちら。↓
http://www.okumatsusima.jp/index.html
復活した民宿の連絡先はこちら。↓
http://okumatsushima-kanko.jp/stay/