この話題については比嘉さんのコラムでも紹介されていますが、今回の特集はまさにここの紹介でした。
確かに、津波で運ばれたヘドロを新たな栄養素として活用しようとする考えはありだとは思いますが、問題はその伝え方です。
実際は井戸を掘って排水対策も施しているのですが、特集の中ではその事には触れられず「微生物の力」に力点が置かれており、それでもVTRでは「乳酸菌」とか「特殊な微生物」などとオブラードにくるませていましたが、本人インタビューで、つい「EM菌」とか「日本橋
農業用資材として使用される分にはまだ良いのですが、それだけに留まらないのがEMの問題です。
今回のテレビ放送(しかも全国区)を受け、EM推進の人達は大いに盛り上がり、この勢いで「河川浄化活動」とか「除染活動」とかに結びつけた宣伝をしていく姿が目に浮かびます。
これからの数週間、EMの何が問題なのかその具体例を目にする機会が増えていく事でしょう。
その成り行きをこちらとしても、じっくりと見させていただこうと思います。
それにしても分からないのは、「報ステ」がなぜ今になってこの話題を放送したのかという事です。
作業中だったので途中からの視聴だったのですが、どなたか録画した方がおられましたらぜひご紹介下さい。
(9月15日追記)
DNDの方でも関連記事がありました。(→こちら)
(9月16日追記)
「はてブ」で locust0138さんから紹介がありました。
ヘドロを肥料化する試みは福島県相馬地区で、東京農業大学の後藤教授のプロジェクトでも行われており、それは「そうま方式」として実践されています(詳細はこちら)。