杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

県北の桜を巡る

 
4月20日(土)、仙台市内や県南の桜名所はすでに散り始めているという事で、この日はまだ行った事のない県北の桜を巡ってみました。

 

 
まずは市内から県道8号線(仙台松島線)を北上しますが、その道すがら、松島付近の交差点でこの「西行戻しの松公園」の案内標識を見つけたので、急遽予定変更して寄ってみる事にしました。
駐車場はあまり広くないので途中路上で並ぶ事になりましたが、15分ほどで公園に入る事が出来ました。
中は満開の桜、多くのカメラマンが絶景を激写していました。
 
 
展望台に登ると絶景ポイントのお立ち台が用意されていて、そこから見ると眼下に松島湾が広がり、まさに絶景ポイントと言えるものでした。

ここから撮ると、誰でも絵葉書の様な写真が撮れます(笑)。
 
 
この公園は、どこからでも松島の絶景が眺められる最高の場所でした。
 
 
 
 
西行戻しの松公園を後にして涌谷方面に国道346号線を北上し、しばらく走ると道路沿いに突如桜並木が現れます。
 
 
車を降りて付近を散策してみると、こんな標識がありました。
 
 
小さな川沿いに約2km、ソメイヨシノの並木が続き、車を降りてのんびりと散策する人々の姿が見られます。
 
 
「高城川」という川の名は後で知りましたが、人も少なくまさにここは穴場でした。
 
 
 
 
国道346号線をさらに北上すると、涌谷城跡(城山公園)に到着です。
当日は「さくらまつり」真っ最中、川原に臨時駐車場が開設されていました。
 
 
駐車場から見上げると立派なお城の姿、でもこれは歴史資料館です。
 
 
 
この資料館の反対側、今は涌谷神社となっている所にかつては涌谷城があったと言います。
 
 
公園内はお花見真っ最中。そこかしこでくつろぐ花見客の姿がありました。
 
 
 
 
宮城県で「千本桜」と言うと大河原の「一目千本桜」が有名ですが、「加護坊山の千本桜」も県内では第二位となる桜の名所であるとネットで知り、涌谷城跡からも近いのでここにも行ってみました。
加護坊山では山頂手前の駐車場から山頂までシャトルバスが運行されていてそれを利用します。
山頂では広大なスペースに野外ステージが設けられ、コンサートも行われていました(クリックで拡大)。
 
 
山頂からは大崎平野などのパノラマが広がります。
 
 
 山中を散策しながら、下の駐車場に向かいます。
 
 
まさに「桜の森」、この時期だけの景色でした。
 
 
 
 
「千本桜」と名の付く名所はここにもありました。
加護坊山を下り県道237号線を北上していくと、やがて遠くに桜並木が見えてきます。
 
 
そこから6kmにわたり、みなみかた千本桜ドライブロードが始まります(クリックで拡大)。
 
 
 その眺めに思わず車のアクセルもゆるみ、のんびりと桜ロードの眺めを楽しめます。
 
 
県道の突き当たりの農道にも桜並木、ここものんびりと走ってみると、やがてぐるっと回ってまた県道に戻る道となっていました。
 

この時期だけの絶景ですが、秋になったらまたさぞかし綺麗な紅葉となるかもしれません。
 
 
 
みなみかた千本桜から県道15号線を走るとやがて「平筒沼」に行き着きます。
登米市米山町にあるこの公園もまた桜の名所となっています。
 
 
沼の周りには500本の桜が植えられていて、この時期はちょうど満開となっていました。
 
 
ここの桜は昭和60年に植えられたもので、全体的にまだ小ぶりではありますが、遊歩道沿いの眺めは中々良いものです。
 
 
この日はここでも「さくらまつり」が行われていて、湖岸ではおなじみのピンクの幟がはためいていました。
 
 
 
県南や仙台市内ではすでに桜の見頃は過ぎつつありましたが、県北ではこの時期が満開でいずれの場所でも皆「さくらまつり」が行われていました。
初めて訪れた県北の桜の名所は、確かにどこもその名にふさわしいものでした。
 
今回訪れた県北の桜名所の位置関係はこうなっています(クリックで拡大)。
 
 
カーナビは無料アプリ「TCスマホナビ」を利用しました。
行程は画面の通り。
走行距離は往復で150km弱、仙台からなら手軽な日帰りドライブコースでした。