東京では東京アラートが発せられ、まだまだ予断を許さぬ状態が続いていますが、宮城県では5月27日に最後の入院患者が退院して0となり、また新規感染者は1ヶ月以上0人が続いています。
(6月5日現在の入院者数)
県をまたぐ移動も解禁となった6月、水道局から来た広報誌にこんな特集が載っていました。
青下水源地というのはまだ行った事がなかったので、6月初めの土曜日早速行ってみました。
仙台市内からは国道48号線を山形方面に向かい、仙山線熊ヶ根橋梁を過ぎて定義山方面に右折すると、すぐに左折する道があります。
そこを左折してしばらく行くと、右側に「水道記念館」が現れます。
入館は無料、中には水道に関する歴史資料がたくさん展示されています。
嬉しい事にここ、入館者にはもれなく仙台の水が無料で配布されています。僕も早速一本貰ってきました。
水道記念館の周り一体が散策エリアとなっていて、気軽に散歩を楽しめる様になっています。
敷地内にある「青下ダム旧管理事務所」、昭和8年に建てられた古い施設ですが、中々モダンな佇まいです。
散策エリアは芝の手入れが行き届いた広い公園となっています。
散策路は多くの企業が協力する森林保全エリアともなっていて、広さは往復900m。途中には休憩所もあり、のんびりと森林浴が楽しめます。
散策を楽しんだら今度はこの施設一番の見所、青下第一ダムへ。
説明看板によると、ここは昭和6年着工、昭和9年に完成した水道用ダムで、コンクリートではなく玉石貼りという作りである事が記されています。
ダムの壁面を見ると確かに壁面は丸石だらけという、普段目にした事のない珍しい作りでした。
あいにく放流はされていませんでしたが、代わりに珍しいダムの壁面をじっくりと見る事が出来ました。
反対側は仙台市の貴重な水源となる青下川、晴れ渡った空の青さを写していました。
ダムを渡るとその先に「水神」が祭られてあるとの事で、ここから山道をひたすら登っていくのですが、登る内にちょっと山城巡りを思い起こします。
20分ほどかけて登った先に、ようやく鳥居が見えてきます。
が、…
看板を見てみたら、「平成7年」…、え?
「水神」碑を見てみたらピカピカの壁面、てっきり歴史的なものかと思ったら近年出来たばかりのモニュメントでした(^^ゞ。
まあ、いずれここも後100年もすれば立派な歴史的遺跡となるのでしょうね。
でも、ここまでの道は手入れもよく行き届き、施設全体も大変綺麗に保たれていて、この水源地全般が大切に保全されていると感じました。
仙台近郊の隠れた名所、この機会にぜひ。