5月1日より山形県で、「最上三十三観音子歳連合ご開帳」が始まりました。
本来なら令和2年に行われる予定だったのがコロナ禍で中止になってしまい、令和4年になってようやく開催の運びとなったものです。
12年に一度のご開帳、しかもどこでも御朱印が用意されているとあり、御朱印コレクションをしているカミさんと一緒に早速5月のGWに行ってきました。
始めて訪れる札所を回るのに大いに役立ったのがこちらの「最上三十三観音」のサイトでした。↓
サイトを進むと三十三カ所の札所一覧が表示され、その詳細ページ内に札所までのナビへのリンクが貼られています。
それをクリックするとグーグルナビ画面が出て来るので、一々自分で行き先を入力する必要もなくすぐに出発出来、札所巡りには大いに重宝させてもらいました。
が、しかぁ~し!!!
第五番〔唐松〕に向かう時、このグーグルナビの思わぬ落とし穴にはまってしまう事になったのです。
第四番〔圓應寺〕から〔唐松〕までは通常は車で13~15分ほどで行けるのですが、素直にナビに従って走っていくと途中から突如変なルートに誘導されてしまうのです。
馬見ヶ崎川沿いの馬見ヶ崎さくらラインを気持ち良く走って国道286号線に合流すると、そこでなぜか左折して山形自動車道に入る様指示されるのです。
それを無視して286号線を走ると、今度はまた途中で細い橋を渡る様に案内されます。
ナビ通り橋を渡ると行った先には河川公園の駐車場がありますが、その先はとても車で走れる様な道ではなく、降りて歩いて向かうとその先は通行止めとなっており、あっちへウロウロこっちへウロウロ、結局そこからは唐松に行き着く事は出来ませんでした。
ただ道のずっと先の方に車が止まっている姿を見つけたので、再び286号線に戻ってそちらに向かってみたらそこに「唐松観音駐車場」があり、そこでようやく目的地に辿り着く事が出来ました。
何の事はない、初めからナビを無視して286号線を道なりに走って行けば素直に到着出来たのです。
グーグルナビは常に目的地への最短ルートを走る様に設定されていて、車が通れる通れないに関わらず機械的に目的地に近い道が選ばれてしまい、そうしてグーグルナビの罠にはまる人が大勢出てしまうのですね。(参考 ↓)
帰宅後PCで、試しにナビの案内通りに山形自動車道に曲がるルートを選んでみると、何と下り車線の途中から歩くなどという無茶くちゃな案内となってしまいました。
この第五番〔唐松〕に向かう時には、行き先に「唐松観音駐車場」と入力すれば素直に目的地に着く事が出来るのでした。↓
この駐車場からはサイト内の紹介写真と同じ景色が見られる絶好の撮影スポットともなっており、そこからの赤い橋を渡って斜面を登ると唐松観音に着く事が出来ます。
ここでは思わぬ時間のロスをしてしまいましたが、同様に苦労するのが第十二番「長谷堂(長谷山 長光院)」です。
ここは山城の長谷堂城跡がある山の中腹に位置し、かなりの山歩きを覚悟しなければならない所ですが、その観音口へ行き着くのもまた大変な所です。
ナビ通りに進んでも案内は途中で切れてしまい、車一台がやっと通れるほどの細い路地をぐるぐる回るはめに陥ります。
実際の観音口の場所とナビとの位置関係は下記の様に実際はかなり離れていますので、道順は予めこのストリートビューで予習しておいた方が無難です。
また、札所は細い道の途中に「第十二番長光院」の看板がある空き地の向かいの普通の家となっていますから、先にそこで詳しい道順を聞いた方が良いかもしれません。
今回の参拝は色々迷ったのでここでおしまい。
最上三十三観音ご開帳はまだ始まったばかり、10月31日まで行われている事だし、参拝の途中にはこうして何が起こるか分かりませんから、十分な時間と体力の余裕を持って残りを楽しんでいこうと思います。