杜の里から

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「ザ!鉄腕!DASH!!」に表彰状

毎週楽しみに見ているTOKIOの「ザ!鉄腕!DASH!!」ですが、この程国交省から表彰を受けましたね。

asahi.comより)
「ザ!鉄腕!DASH!!国交省から表彰
2010年8月8日
 TOKIOが出演する日本テレビ系バラエティーザ!鉄腕!DASH!!」(日曜午後7時)内の企画が、国土交通省から表彰されたことが7日、分かった。対象となった企画は「DASH海岸」。自然環境の再生に関する取り組みをオンエアし、啓蒙(けいもう)普及に貢献したとして、湾、空港、海外における事業推進、振興に功績があった人物、団体を表彰する「海の日表彰(港湾空港功労者表彰)」を受けた。

 「DASH海岸」は東京湾が舞台。自然豊かな渚を取り戻すことを目的として、09年4月からスタートした。メンバーがヘドロだらけの海を掃除し、約70トンの砂を入れて小さな干潟を作ることから着手した。

 赤潮や巨大台風などの自然の脅威に何度もさらされた。台風では消波堤を破壊され、干潟の砂は3分の1をえぐり取られた。だが今は、これまでほとんど生物が見られなかった干潟にアサリ、ヤドカリらが住み着き、海中にボラやエビが確認されている。先日は育てたのりをDASH村で収穫した米で作ったおにぎりに巻いて食べた。メンバーらの努力の結果、DASH海岸は少しずつだが本来の姿を取り戻しつつある。

 このほど同局内で表彰式が行われ、リーダー城島茂(39)と山口達也(38)が表彰状を受け取った。山口は「光栄に思っています。皆で本来の美しい姿を取り戻せるよう、これからも長い時間をかけて取り組んでいきたいと思います。TOKIOは海が大好き。裸で泳いで太陽を浴びて、東京湾にもともといた魚を見たい。それを目標に頑張りたいと思います」。最終目標に向けて気を引き締めた。

この「DASH海岸」は「DASH村」と並んで好きなコーナーです。
何と言っても、環境浄化を行うのに安易に浄化剤などを投入するなんて事はせず、あくまで自然環境の復活によっての生物達の食物連鎖による浄化を目指すというものであり、その試行錯誤の過程はまさに科学的思考プロセスの実践そのものでもあります。
このお師匠さんが海洋環境専門家の木村尚さんというお人、実際、国土交通省関東地方整備局横浜港湾空港技術調査事務所(略称:横浜技調)の『潮彩の渚』という実験施設で研究されている方で、その的確なアドバイスがまた大いに勉強になります。
これを見ると、自然には元々浄化作用があってそれが生物達の微妙なバランスの上に成り立っており、自然環境の復活こそが大きなポイントである事がよく分かります。
これを実際に行うには大規模な事業も必要となるでしょうが、ここで我々に出来る事はまずその海に流れ込む河川を綺麗にする事、そしてそのためには河川に汚れを流さないという事、まずはこういう身の周りの小さな事から始めるべきではないでしょうか。
たまに業者の宣伝に触発されてこんな活動をしている人もおりますが、この番組を見てぜひ正しい知識を身に付けて欲しいものだと切に願う次第です。
ちなみに紹介した三河湾では、「DASH海岸」を大規模にしたこういう事業もちゃんと進められていますから、決してナントカを投入したから綺麗になったなどと勘違いしないようにお願いしますね。

『ザ!鉄腕!ダッシュ!!』「DASH海岸」はこちら