杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

福島を巡る(二日目)〔その二〕

前回日記で紹介したのは奥さんがチョイスしたマニアックルートでしたが、二日目に訪れたのは勿論自分がチョイスした所もあります。

三春と言えば桜、季節はずれは百も承知ですが、ここまで来たらやはり「三春の滝桜」を見ておかなくては。
という事で三春城見学の後に来てみましたが、そこはやっぱり新緑の中でした。
  

近づいてみるとやはりでかい。その枝ぶりはかなりの樹齢を感じさせる迫力があります(クリックで拡大)。
  

旅行ガイドなどではどれも桜の絵しか紹介されていませんが、これほどのものならば秋の紅葉も見事なのではないでしょうか。
春先は仕事の都合でどうしても来る事は出来ませんが、紅葉シーズンならばまた訪れても良いかもしれません。
この日はあいにくの曇り空、絵的にも最悪のコンディションでしたが、ここは想像力をフル活用です。
  


そしてもう一箇所、今年三春にやってきました『福島ガイナックス』
そこで一般開放されているアニメミュージアム『福島さくら遊学舎』の見学です。
  

ここは閉校となった学校の校舎を使っているので、ミュージアムの入り口には靴棚が並び、懐かしい雰囲気がかもし出されています。
  

中では原画展が行われていました(写真撮影はビデオ映像以外は自由でした)。
  

アニキィ!
  

原画展の先に進むとこの様な場所に。
これよりアニメが出来るまでのストーリーが始まります。
  

登場人物はすべて2Dのアニメキャラ。
  

アニメスタジオが再現されてます。
  

アニメ制作現場の移り変わりも分かります。
  

色彩設計もデジタル化ならでは。
  

今は昔の手動編集機も展示されてます。実物を見るのは初めてでした。
  

アフレコ現場も。
  

設定資料(コピー)は手にとって自由に見られます。おお、懐かしや!
  

居酒屋まで!
  

スタッフ打ち上げ中。お品書きなど芸が細かいです。
  

ヲタクアニメファンのお部屋も再現されてました(^^;)。
  

やがて作品は新たな世界へ。
  

2階にはここを訪れた人が書いた作品が多数、この切り絵は見事でした。
  

1階にはののやまさきさんのサインと原画が。ご本人も来ていたのですね。
  
  

「けだし、グレンラガンは名作である!」

ここで紹介したのはほんの一部ですが、アニメ制作の現場が追体験出来る中々面白いミュージアムでした。
興味深かったのは、館内あちこちに飾られている「すてかん」(捨て看板)の数々です。
これは企画展「すてかんCANVASプロジェクト」の作品群で、そこに描かれているのは単なる落書きというレベルではなく、どれも味のある作品ばかりでした。

おみやげはこれをチョイス。
  

施設の位置関係はこうなってます。

 1:三春城
 2:滝桜
 3:空想とアートのミュージアム 福島さくら遊学舎

こうしてお目当ての施設も見学して満足するのもつかの間、この後怒涛の古城巡りに突入する事になり、一泊二日の福島ツァーは慌しく続くのでした。

こうして、
  

こうなる。
  

(終わり)