杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

8年目

2019年3月11日、震災から8年の歳月が流れました。
この日は月曜日という事もあり、当日はいつもの様に仕事をしていましたが、あの時間が近づいてくるとやはり心がざわつきます。

 震災関連番組はいつもの様に録画しておいて徐々に見始めていますが、今年は平成最後の年という事もあり、平成という時代がいかに自然災害が多発したのか改めて確認する日という内容が増えた気がします。

とある番組では、1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神大震災の年が「ボランティア元年」、そして東日本大震災の2011年(平成23年)が「寄付元年」と紹介され、なるほどと思いました。
自らが被災者となり、義援金のありがたさは身に沁みて実感していますが、誰もが手軽に寄付出来る仕組みが出来上がり、それが多くの人に浸透してきた事もこの8年間の進歩と言えます。
3月11日当日にYahooで行われていた検索基金「Search for 3.11」プロジェクトでも、今年は過去最高の6,330,031人もの人達が検索に協力してくれました(→こちら)。

その一方、宮城県では今年8年目にしてようやく災害公営住宅が全戸完成しましたが、その地元では住民減少が深刻な問題ともなっており、その様な細かな情報が全国に伝えられる事はあまりありません。
3月11日前後にはテレビ局各局でそれぞれ震災特番が組まれますが、この日ばかりという事ではなく、日常的に「被災地の今」を伝える事こそマスコミという「伝える側」の責務ではないのかと、この日はまた同じ思いを繰り返すばかりです。

(自ブログより)

 

被災地での震災を語り継ぐ活動も、当時子供であった若い世代に徐々に引き継がれようとしています。
気仙沼では今年新たな震災遺構がオープンしました。
さらに今、ここでは市長自ら発起人となり、震災モニュメントの整備費用の寄付をクラウドファンディングで呼びかけています(→こちら)。
また気仙沼大橋も4月7日に開通するという事なので、今年のGWは久しぶりに被災地をゆっくり巡ってみようと思います。

(参考)
・「気仙沼さ来てけらいん」より『気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館』
・「気仙沼さ来てけらいん」より『【速報】気仙沼大島大橋が4月7日に開通します!』
・BLOGOSより『3.11の報道「“忘れない”より教訓の検証を」被災地の企業ら呼びかけ「何のために忘れないのか。本質はどこへ」』
・「東日本大震災・避難情報&支援情報サイト」より『「被災者数」一覧』