杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

SSFSさんの誤解を解くために

随分時間が経ってしまいましたが、「Yahoo掲示板」の方でSSFSさんがようやく「SSFSさんのコメントへの返事(2/2)」について語ってくれました。
ただそれを読んでみますと、どうもSSFSさんは大きな誤解をしているようですね。
私としては今更わざわざ自分から蒸し返すつもりはなかったのですが、それをそのままにしておくという事は前回エントリーでも言ったように私の主義にも反する事であり、また、その原因が私にあるとするならば、やはり自分自身の言動に対する責任上、その誤解を解いておくのは私自身の義務でもあると思いましたので、ここにまた新たにエントリーを上げる事としました(対象とするSSFSさんのコメントはこちら)。

ここの冒頭でSSFSさんはこう仰ってます。
突然語調が変わり、超「上から目線」の傲慢なエントリになってしまいました。どうしてこうなった?
う~ん、【超「上から目線」】と来ましたか。どうも私の真意がうまく伝わってないようですね。
よく読んでもらえば分かるようには書いたつもりだったのですが、SSFSさんはどうやら前半部分で受けた印象だけですべてを判断してしまったようですね。
しかしそもそも、SSFSさんの誤解の一番の原因はやはりあの文体であったようですので、まずはそこから解いていく事と致しましょう。
実は私がこのような文体にしたのには二つの理由がありました。

私は普段、ブログでの文体は丁度今現在用いてる様な言い方を採用しています。そしてこれは、EMエントリーなどを見ればお分かりかと思いますが、色々調査・分析した結果を報告するという場合、つまり発表会などで用いられる様な文体である訳です((1/2)がそれにあたります)。
ですからこれはどうしても不特定多数に対する〔説明口調〕のような表現になってしまう訳ですが、あの(2/2)のエントリーはSSFSさん個人に直接語りかけたかったものであり、ですからそこでは敢えて「呼びかけ」のスタイルを採ったという事ですね。
それにまた、「SSFSさんのコメントへの返事(2/2)」の冒頭で、私はSSFSさんにこうも言っています。
((2/2)より)
SSFSくん、君は僕に一目置いてくれているようだから、それについては僕も敬意を払う意味で、ここでは君の事をこう呼ばせてもらうよ。
私は敬意を払う意味で、他人行儀のような「SSFSさん」ではなく、より親近感を感じる「SSFSくん」という呼び方にしたのですが、それがSSFSさんには「超「上から目線」」ととられてしまったようです。
そういう訳で、今後このエントリーでは「くん」ではなく、また「さん」付けで呼ぶ事としますね。
SSFSさん、ここまではよろしいですか?

そしてもう一点は、この呼びかけスタイルは自分の気持ちがよりストレートに相手に伝わるからという事です。
まあ、おかげであの「慇懃無礼さ」に対する「不快感」の表明が、多分SSFSさんにとっては「怒り狂っている」とも感じられたのでしょうが、でもそれがその後の誤解を生んだとするならば、やはりその事については改めて説明する必要があるでしょう。

という事で、以下また文体を変えますね。
でも今回は前回よりもソフトな表現となるようなるべく気をつけようとは思います。

さてSSFSさん、あなたは「Yahoo掲示板」で以下のように仰っていますね。(以下、論点部分については強調処理を行います)。
>自分の批判が誤りである事を指摘されたならば、普通はまず自分の非を認め、謝るもんじゃないのかな?

自分が称賛した長島氏のレジュメのマイナスイオンの部分について具体的な根拠をもって批判されたのですから、さらなる根拠をもって反論するか、自分の誤りを認めるかでないと、常識的な応答とは言えません。OSATOさんは根拠薄弱な反論に引き続き、いきなり開き直るという最悪の選択をしてしまいました。
SSFSさんには「開き直る」と受け取られてしまったようだけど、説明した通り、僕の真意はそうではなかったという事がお分かりですか? 僕はただ、より近しい立場からあなたに直接訴えたかっただけなのですよ。
ただそうは言っても、やはりあの「慇懃無礼さ」は問題で、これだけはきつく言っておかなきゃと思った訳ですね。
でもあなたは、そもそもその部分を完全にスルーしてますね。そこでは僕はこう質問しているのですよ。
((2/2)より)
SSFSくん、君は慇懃無礼という言葉を知っているかい?試しにちょっと辞書を引いてごらん。何て書いてあるかな?
なぜ僕がこういう質問を発したか、それがよく分かる様もう一度前の流れを追ってみますね。
まず僕は「ニセ科学の授業をやろう」というエントリーを上げ、そこにあなたがこうコメントしてきた訳ですね。
出来の悪いレジュメについて (SSFS)
2010-02-09 02:13:33
初めまして。マイナスイオンについて広く深く調査分析しているものです。

osato さんは長嶋氏のレジュメを「とても分かりやすく良い出来」とされていますが、これはマイナスイオンの実態を踏まえていないお粗末な代物です。こんなに偏った貧しい知識を植えつけられる学生は可哀そうです。問題点の指摘は下記掲示板で行っているので、よろしかったらご覧ください。
http://post.messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1835549&tid=a1va5dea5a4a5ja59a5a4a5aaa5sa1w4fbbkbcbc&sid=1835549&mid=2989&n=1

osato さんのプラズマクラスターイオン機能のエアコンについての疑問も、No.2949で取り上げています。
そこで僕はそのNo.2949を読み、以下のように述べた訳です。
率直な感想ですが、何か私のエントリーを誤読しておられるように思われます。
>文句をつける前にもうひとがんばりすべき
とか
>その辺ももうちょっと調べれば分かること。
あげくの果てに
>途端にふだんの思考ペースが狂う人
>先入観にとらわれた居丈高な物言いは慎んだほうが身のため
などと大変侮辱的で失礼な言い方をされておりますが、思考ペースが狂っている人はどちらでしょうか。
このエントリーは【メーカーの説明不足】を指摘したもので、私が知っているいないという事はまるで関係ありません。
「除菌イオン」や「マイナスイオン」の事、ユニット交換の事などを、【メーカーは】知っているのかいないのかという事を問うているのです。


先入観に捕われていると、まるで違う読み方をしてしまうという良い見本となっていますね。
と、「Yahoo掲示板」でのあなたの批判が的外れである事を指摘し、それが引用した文の「自分の批判が誤りである事を指摘されたならば、」にあたる訳です。
尚、僕はコメントでも上げてますが、あなたのあの評価の仕方にはあの時点では正直ムっとしましたよ。
しかしこのコメントに対して、あなたは自分の非を認めるでもなく、また誤るでもなく以下のように書き込んできたのですね。
どこが出来が良いのか (SSFS)
2010-02-10 00:55:18
osatoさんはEMではせっかく丁寧な調査をしているのに、マイナスイオンとなると、メーカーの説明不足程度で問題意識が尽きてしまっているようです。シャープのサイトにある情報ですから、同社で回答できることです。要領を得なかったとすれば、聞き方が悪かったのではないでしょうか。
この太字部分が「慇懃無礼」にあたる訳なんですがそれは分かりますか? SSFSさん。
そこで僕は(2/2)で、
自分の批判が誤りである事を指摘されたならば、普通はまず自分の非を認め、謝るもんじゃないのかな?
僕はそれが議論を行う上での最低限のマナーだと思っているのだけれど、どうやら君はそれすら持ち合わせてはいないようだね。
と続けた訳だけど、この「それ」というのは前行の、「まず自分の非を認め、謝る」という事を指していて、僕はそれが「最低限のマナー」と言ったつもりだったのだけど、SSFSさんはこれもまた、
>僕はそれが議論を行う上での最低限のマナーだと思っているのだけれど、どうやら君はそれすら持ち合わせてはいないようだね。

根拠を示しながらの議論は最低限のマナーです。ここの早朝ストーカーなんかはそれができません。思慮深く見えたOSATOさんも実は同類でした。
と、見当はずれの部分を指したりして、僕の言った意味をまるで理解していないんですね。
SSFSさんが言っているのは議論テーマに対する議論の仕方について、僕が言っているのはそれ以前の問題、つまり「態度」の問題なんですね。

SSFSさんがこの「慇懃無礼」の意味を調べたか否かは知らないけれど、あの部分については完全にスルーされてるので、代わりに僕が答えてみますね。
●(Yahoo辞書)
いんぎん‐ぶれい【慇懃無礼
[名・形動]表面は丁寧で礼儀正しいように見えるが、実は尊大で無礼なこと。また、そのさま。慇懃尾籠(いんぎんびろう)。「―な態度」
●(goo辞書)
いんぎん-ぶれい【慇懃無礼
* 慇懃無礼 意味
言葉や態度などが丁寧すぎて、かえって無礼であるさま。あまりに丁寧すぎると、かえって嫌味で誠意が感じられなくなるさま。また、表面の態度はきわめて礼儀正しく丁寧だが、実は尊大で相手を見下げているさま。
●(三省堂 Web Dictionary)
いんぎん ▲慇▲懃]
〈名・ダ〉 ていねい.
▼~無礼(ぶれい)
〈名・ダ〉 表面上は丁寧だが,内心ではばかにしているようす.

ちょっと例を挙げてみるね。
あるレストランで料理を注文しました。が、出てきたものは自分が注文したのとは違う料理でした。
そこで、「この料理は違うよ」とクレームを付けました。そうしたら店員さんは誤りもせずこう言ってきました。
 「お客様の注文の仕方が悪かったのではないでしょうか。
  失礼ですがお客様はメニューの見方もご存知ではいらっしゃらないようです。」

もしSSFSさんがこのように言われたらどうします? 
実はあなたは私に対してこの店員と同じ事をやっているんですよ。
実際、もし実社会での会社間の取引などでこのような事があったりしたらその会社は即取引停止になるほどの事でもあり、事実そうなりかけた実例を僕は間近で見てきているんですね。
これは社会生活の場だけではなくネットの中でも同じであって、ネットだから許されるという事では決してありません。そしてこのような発言を繰り返す人は、やがて周りからは「最低な人間」というレッテルを貼られる事にもなってしまうんです。
だから僕は、一社会人として敢えてきつい表現でたしなめたんですよ。
またこのような考えなしの発言をする人というのは、大抵自分の言葉に注意なんか向けてはいなくて、相手がどう思うかなどまるで考えず、ましてや自分が相手からどう思われるかさえも考え付かないんですね。
だから僕は、こういう自分の言動を顧みる事もせず、ただ考えなしに発する言葉に対して「無責任な言動」と言っている訳です。
慇懃無礼」というのは実は相手を蔑視しているその表れであり、それこそ「上から目線」そのものの態度でもあり、このような形での批判というのは単なる「人格攻撃」に過ぎないんですよ。
そしてSSFSさんはこういう批判を方々でやっていて、それで僕はもううんざりしてしまったという訳ですね。ちなみにここでも相変わらずやらかしていますね。↓
違っているように見えるのはOSATOさんの目が曇っているからです。
また、当然自分の言動すら顧みない訳だから、自分が批判した事がそのまま自分にも当てはまる事など当人は知る由もないのですね。
僕はその事を(2/2)の太字・赤字部分で指摘した訳だけど、これは分かりましたか?

SSFSさんは掲示板で僕の
>前のエントリーでも言ったけれど、僕はいつも自分の発言には「責任」を持たなきゃならないと思っているんだ。だからこそ事実確認(君は「ファクトファインディング」と言ってるよね)には細心の注意を払っているつもりだよ。
という部分を引用して、それに対して
ファクトファインディングをしたうえで、その根拠をもって議論することと、「責任」との関係性が見えません。
と答えていて、どうやらSSFSさんは「事実確認」という言葉を資料にあたるだけと解釈しているようだけど、僕が言ってるのは太字の部分、それと(2/2)でのあなたが引用していない次の行、
((2/2)より)
でもこの「事実確認」というのは、実は自分自身にも当てはまる事なんだよ。
という部分なんですね。
つまり、自分の発言内容をちゃんとチェックしているかどうか、言ってることに整合性はあるかないか、それを確認しているかという事ね。
あなたは相手に対して
((2/2)より)
自分は試験官あるいは査読者であるかのような「上から目線」の態度で眺めるのが常です。
とか、
((2/2)より)
先入観にとらわれた居丈高な物言いは慎んだほうが身のためだと思います。
掲示板より)
このトピではユーザーの視点を持たず、建設的な議論を志向しない連中が、先入観にとらわれた根拠のない発言を居丈高にしていることが最大の問題です。
とか言ってるけれど、「上から目線」や「先入観にとらわれ」ているのが自分自身である事にまるで気付いていません。つまり自分自身の言動などまるでチェックしていないという事。それの証拠があの「慇懃無礼」という訳ですね。

でもSSFSさんは多分、いやきっと「自分は先入観などにとらわれたりはしない」と言うかもしれないですね。
いやいや、あなたの発言は先入観にとらわれている人の言い方そのものなんですよ。
あなたは最後の部分でこう言ってますね。
そうですね。まさに「怒り」にとらわれると、言葉づかいは乱暴になるし、理路はめちゃくちゃくになるし、論客としては最低の振る舞いになってしまいます。これ以降の「怒り」にまかせた乱雑な文章は、論じるに足りないので、ほっときましょう。
あなたは僕が「怒り」にまかせて書いてると思い込んでいますね。そしてここの所が、僕があなたに与えてしまった一番大きな誤解であると僕は感じているんですね。ですから僕としては、ここの誤解だけはぜひとも解いておかなければと思っているんです。

確かに前半部分だけを見れば、SSFSさんに対してきつく苦言を呈している訳だから僕が怒っているとも取れるでしょう。でも後半部をよく読めば決してそうではない事が分かるはずです。

僕は「怒り」にまかせて書いたりしてはいませんよ。

なぜなら、あなたが引用した行のすぐ下で、僕はこう書いているんだから。
((2/2)より)
いや実を言うと、その気持ちは僕にもよく分かるんだよ。前回エントリーに取り掛かった当初は僕も君と同じ気持ちだったからね(但し、僕をそうさせたのは君のあの無礼な言葉だったんだけどね(笑))。
おかげで最初に出来上がったものは我ながらひどいものだった。こんなのをこのまま公開したら間違いなく僕の品位を疑われるほどだったよ。
だけどここで僕は我に返り、今一度内容を振り返り、それこそ固定観念に捕われぬよう冷静に一個一個分析していったんだ(ちなみにあれは、4回も書き直しているんだよ)。
ね?
僕が「怒り」にかられたのは(1/2)に取り掛かった初めの頃だけ、当然(2/2)の方は初めから終わりまで極めて冷静に書いていますよ。しかもそう分かるようにちゃんと「(笑)」という文字まで入れているんだから。
これを読んで【「怒り」にまかせた】などと言っちゃうのは、僕が「怒って」あのエントリーを上げたとあなたが思い込んでいる何よりの証拠であって、まさにそういう先入観にとらわれちゃったからなんですね。
でもそういう先入観を植え付けてしまったのは、やっぱり僕のあの書き方がまずかったからだと思うし、その点は僕も反省しているんですよ。
だから僕はこうしてその誤解を解こうとしている訳で、そうする事が僕自身が発した発言に対する「責任」の取り方だと思っていますからね。

という事で、誤解は解けましたか? SSFSさん。
もう一度言うけど、僕は決して怒りにまかせて書いたわけじゃありませんからね。むしろ僕は、あなたに理解してもらいたかっただけなのですよ。
これは僕の印象だけど、どうもあなたは議論する際、自分と違う意見を言う人を「敵」と見なしているように見えますね。でも議論と言うのは「勝ち」「負け」じゃあないんですよ。
僕は議論と言うのは、お互いに理解し合い、互いの見識を高めあって行くものだと思ってるんです。自分が正しいと信じていた事も、実は一方的な見方しかしていなかったという場合もあり得る訳ですからね。
だから違う意見が出た時なんか、「そういう見方があったか!」と僕なんかは思ったりするんですよね。そしてそれが、自分にとっての新たな知見となり財産となる、いやとっても得した気分に僕なんかはなりますよ。
で、そうなるためにはまず相手の話を最後までよく聞く事、そしてじっくり検討するという姿勢が大事であると僕は常々思っているんですね(まあそのおかげで、いつも議論の輪から取り残されてしまってROM専門になっちゃうんだけどね(苦笑))。

SSFSさん、あなたはまだ最後まで読んでませんよ。そしてそこに書かれている事もろくに見ようとはしていませんね。
あなたは掲示板で僕に対して、
しかし、マイナスイオンについて自身が無責任な放言を重ねているのには気づかないようです。
と言ってるけれど、こんな批判じゃ何を持ってして「無責任な方言」なのか分からないし、それに僕は、あなたがまだ取り上げていない部分でマイナスイオンについての僕の見解を言っているんですよ。
批判するならば、相手の言う事をきちんと読んで分析し、ちゃんとソースを示さなければそれはただの印象論にしかならないし、それこそ的外れの批判にしかならないんですよね。
それにSSFSさん、僕は別にあなたの敵じゃあありませんよ(と言っても味方でもないけれどね)。
だからSSFSさんももう一度先入観を捨てて、あなた自身が言っている「丁寧な分析」というものをやってみてもらえませんかね。
今のままじゃあ、今度はあなた自身が周りから「先入観にとらわれているだけ」と見られてしまうだけですからね。

じゃあ再び、さようなら。