杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

オレ目線の落とし穴

前回記事でははてブでも多くの方の支持をいただき、また様々な所から反響をいただきまして誠にありがとうございました。
ただその中で、私自身予想外の反応をいただいたのがあの写真でありました。
はてブの中でもublftboさんをはじめ何人かの方がご指摘されておりますが、あの流れの中でのあの写真はかなりのインパクトと違和感を生じさせてしまいましたようで、私としては逆にその反応の方にちょっとびっくりしてしまった次第です。
そこで今回はあの写真に関しまして、ツッ込まれる前に自らツッ込みの補足説明なんぞ行わせていただきます。

交通網の発達した都市部と違い、私の住む地方都市などでは車は生活の足として利用されています。そして神社では、人間のみならず車のお祓いも普通に行われている所が多々あります。
私が住む所でも大抵の神社には車のお祓い所が用意されており、新車を購入した時とか厄払いなどで、車のお祓いは地元では割とポピュラーに行われております。
それに仙台の場合、正月頃は雪などはほとんど降らず初詣には車で出かける人達が多いので、初詣ついでに車の方もという具合に、割と気軽に車のお祓いは行われているようです(お祓い料は大体5000円ぐらいの所が多いようです)。
紹介した写真の神社は初詣の人出は東北一を誇ります「塩釜神社」でありまして、今年の人出は45万人だったそうです。
この神社は格式も高く、和歌山市名古屋市鎌倉市など全国にある塩釜神社の総本社だそうで、さすがにそこの車お祓い所は広く、初めて訪れた方などはやはり驚かれているようです。
また他にも、仙台市内にある「大崎八幡宮」でもやはり車お祓い所が用意されており、さらに仙台市から2つ隣の岩沼市にある竹駒神社も広い車お祓い所を持っています。ここが正月ともなりますと、すべて満車状態となってしまう訳ですね。

ちなみに私自身はどうかと申しますと、視界の端っこでちゃらちゃらしたのがあると運転への集中力が途切れてしまうので、この種のアクセサリーは私の車には一切ありません。
よって、車のお祓いなどした事は一度もありません(キッパリ)。
それでも知り合いの人を車に乗せた時などには、
「この車、お守りないの?」
と、真顔で聞かれる事がよくありまして、別段信心深い訳でもないのにこういう所はつい気にしてしまうという人は、実は意外に多いのかもしれないななどとつい思ってしまうのです(こう聞かれたら私はいつも「だって邪魔でしょ?」と答えております)。

ただ前回記事中のあの場面で私が伝えようとした事は、初詣でおみくじを買い、「大吉」やら今年の運勢などの御言葉に一喜一憂したりとか、七五三のお祝いにお祓いしたり等、別に特定の宗教に属していなくても我々日本人はこのような「信仰」を「文化」として自然に受け入れていて、そういう事を誰も嘲笑したりはしないという事を言いたかったのであり、その一例として交通安全のお守りを取り上げ、そしてうちの周りではポピュラーな事である「車のお祓い」の写真も実例として挙げたという訳です。

でもよくよく考えてみますと、自分では見慣れた風景であっても知らない人にとってはやはりそれが異様にも映り得る訳で、よく「ケンミンショー」などで見られるように、そこの常識が世間の常識であるとは限らない訳なんですね。
議論している中でついそういう事を忘れてしまい、自分にとっては世間一般的な事と思い込んでしまって、それがいつの間にか「オレ目線の特殊相対性理論」をぶち上げてしまっているという姿を思い浮かべてしまいますが、今回自分もそういう事をしていたかもと思いますと、つくづくもう一度自分の足元を見つめ直さなくてはと強く心した次第であります。


さて、そうした目であの写真をよくよく見直してみますと… ↓





















これってやっぱり、




























ナニコレ珍百景」だったのかなぁぁぁぁぁ~~~~(^^;)