杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

JAZZFESリポート2010

「第20回 定禅寺ストリートJAZZフェスティバル」、通称「JAZZFES」行ってきました。
今年は20周年という事で、参加グループは過去最高の776組、ステージも定禅寺界隈だけではとても足りず、今年初めて仙台駅東側の榴岡(つつじがおか)公園にもステージが出来ました。

開催期間は9月11~12日の2日間ですが、今回は一日目を主に周ってきました。
鑑賞ルートは市役所前から西公園へ、その後一番町経由で仙台駅と向かいます。
  (クリックで拡大)
最寄の勾当台公園駅に着いた時にはすでに始まっていまして、そこの演奏グループを聞きながら向かうは西公園。
〔仙台工業ブラスバンド部〕
 
〔わかさんズ〕
                   

いや今年は何と、第一日目のしょっぱなから彼らが演奏する事になったのですね。
今年も来ました〔サタンオールスターズ〕!(かぶりものに注目) ↓
       
あいも変わらずパワフルな演奏と軽妙トーク、笑いが絶えません。彼ら、ブログも開設しているようですが、何かさっぱり更新してませんね(笑)。
西公園ではワールドキッチンと言って各国の料理の屋台が出店していまして、今回はその中からこれをチョイス。
 
 
え~と、適当に選んだだけなので料理名忘れました…(^^;)。ソースの甘みと辛味が絶妙でビールによく合います(500円なり)。

ここから定禅寺通りを抜けて一番町方面へ。土曜日は晴れたり曇ったりの天気で少し蒸し暑かったですね。
 
途中で通りかかった仙台定禅寺ビル前で演奏していたのは〔Blue Doors〕、ここいつもテレビ局が取材に来る定点ポイントでもある訳ですが、今回もKHB東日本放送さんが来ておりました。
 
 

勾当台公園内の野外音楽堂では、今年初めての企画として「高校生チャレンジステージ」と銘打ったライブが行われていて、どこかの高校生が頑張っておりました。
 
 
正直、高校生だからまあ許せたと言う所ですね。これからも頑張って下さい。
一番町でもステージが設けられていましたが、ここからアーケード内までは皆アコースティック系となります。まあお店がある前で激しいロックビートはあまりにやかまし過ぎますからね。
写真は今年のポスターデザイン、右上にある数字はステージナンバーです。演奏しているグループは〔ヴァミューダ〕、ギターが素晴らしい。
 
 

アーケードの商店街クリスロードでもステージが設けられています。
ダイエー百貨店前では「秋風センチメンタル」が演奏中。僕は知らなかったんですが、何か彼ら、日テレの番組に出演した事があるそうです(その時の模様はこちらから)。店前にも関わらずたくさんの人が立ち止まって聞いていました。
  
もう一つ目に止まったグループ〔Priceless〕、パーカッションがグーです。こちらもメンバーのつっちーさんがブログを開設しておりますね。
 

さて今年は初めてステージが仙台駅東口(地図上では駅の右側)にも設けられたのですが、そこは駅から遠く離れた榴岡(つつじがおか)公園内、歩くのもおっくうになったので仙台駅から仙石線に乗っていきました。
位置関係はこんな感じ。↓
 
で、着いた所で思った事、はっきり言って広過ぎですね、ここ。
 

憩いとにぎわいの広場ではビッグバンド〔アカン帯JAZZ倶楽部〕(HPはこちら)が、もう一つのステージの野外音楽堂では〔バトルロイヤルズ〕が演奏しておりました。
 
 
今回榴岡公園に寄ってみたのは次の日の下見も兼ねてでした。12日にはここでご贔屓バンド〔サルサ2号〕が演奏するのですが、雨となったら厳しそうです。

さて仙台駅に戻ってみましたら、駅構内にも大きく音楽が流れておりまして、改札口から振り返って見たら、何と駅構内でも演奏が行われていました。
演奏グループは〔Instead of Net〕、どことなく中南米を思い起こさせるアコースティックバンドで、彼らの音楽はこちらでも聴けます。
 
画期的なのは、駅構内正面に酒飲みスペースが設けられていた事ですね。これ、初めて降り立ったお客さんなんかびっくりするんじゃないでしょうか。
 
 

駅外側の1階マークワンスクェアではゴスペルグループ〔The Super Impression〕が。
そのパワフルな歌いっぷりには思わず圧倒されてしまいます(歌声はこちら)。
 

初日は何とか天気は良かったのですが、次の日はあいにく朝からの雨でした。
それでも街中では見にきている観客がたくさんいたとニュースでやっていましたが、こちらは夕方から榴岡公園で〔サルサ2号〕を。
相変わらずのノリでダンサー達もご機嫌です。雨の中、こちらにも多くの観客が来ていました。
 
 
 (HPはこちら

続いて登場は〔Sweet Little Soul〕、今年初めての榴岡公園ライブのトリを飾ります。
kayanoさんの力強いボーカルのブルースバンドですが、ご覧の通りアットホームなバンドです。
 
 
 (HPはこちら

2日目はあいにくの天気でしたが、どうやら今年も無事成功裡に終わったようです。
でもここで気になるのが寄付の額。無事に集まったのでしょうか?
毎年毎年どんどん規模が大きくなっていきます。それに伴ってかかるものはかかるはずですが、果たしてここまで肥大化してしまって大丈夫なのかと思わず老婆心を抱いてしまいます。
今回なんか会場が遠くの榴岡公園まで移ってしまって、会場まで電車やタクシーで行く人達が多くいたそうです(僕も電車を使いましたが)。
ぶらぶらとそぞろ歩きながら音楽を聴き、気に入ったバンドがあれば足を止めてじっくり聞き入る。昔はこんなこじんまりとしていたものだったのが、今は予めお目当てのバンドをチェックし、行動予定を立てておかなければとても見切れない規模になってしまいました。
現在では世界にまで知られるようになった仙台JAZZFESですが、今後これがどこに向かうのか、ただどんどん肥大化していくだけでいいのか。
20周年の節目を向かえ、今後の方向性を改めて市民一人一人が考えるべき時が来たのかもしれない。
手元にあるミニガンザを眺め、ついそんな思いを抱いてしまった今年のJAZZFESでした。