隣県や近県のレジャー施設には割と行く事があるのですが、考えてみたら県内のにはあまり行った事がないなぁと思い、11月23日の休日、突如思い立ち「石ノ森ふるさと記念館」に行ってきました。
当日の天気は小雨のち晴れの予報、傘をさす事無く移動できたのはラッキーでした。
外見はこんな感じ、元々あった土蔵を改造した様なデザインです。
受付ホールには様々なグッズが並んでいて、それを見てるだけでも楽しめます。
折込パンフはこんな感じ、裏面が凝ってます(クリックで拡大)。
中は撮影が出来なかったので、代わりにサイトをご紹介。
「石ノ森章太郎ふるさと記念館」
そう言えばこの記念館のロゴですが、どこかで見た事あるなぁと思っていたら、デザインは矢口高雄さんがやってたんですね。
これ、「横手市増田まんが美術館」のと同じで、どうりで見た事あると思った訳です(ここは3度ほど行ってます)。
この日は特別展示企画として、「原孝夫お仕事展」が開かれておりました。そのため、記念館の入場券も特別仕様です。
原孝夫という人は数々の漫画本の装丁やポスターなどを手がけたグラフィックデザイナーで、中では彼の手がけた作品群が所狭しと飾られており、そのボリュームにしばし圧倒されます。
彼自身についてはこちらで紹介されてますが、彼を知らなくてもこの企画展はかなり楽しめます。
施設内のお土産屋さんでは「特注商品」が並んでいましたが、いや、何にでも「ライダー」と付ければいいってもんじゃないでしょうに(^^;)。
自販機の中には「仮面サイダー」が。
で、試しに買ってみたら出てきたのがこれ。うむむ…。
これ、全部で9種類あるみたいですが、よりによって「イー!」ですか。
表の案内看板も石ノ森章太郎の手によるものっぽく(未確認)、手書きの雰囲気が良く出てます。
ちなみにこの辺一体を石森地区と言い、彼のペンネームはここから由来しています。
この記念館から4軒隣に彼の生家があり、ここも見学出来る様になっています。
中はこんな感じ。かなり広い家です。
詳しい話はこちらの方がレポってますのでご参照下さい(しっかり他人まかせ(^^;))。
宮城県にはもう一つ、石巻市に「石ノ森萬画館」という施設があります。
ここはまだ行った事はないのですが、こちらはどうやらテーマパークの様な雰囲気で、今回行った「ふるさと記念館」はマンガファン向けの資料館と言った所ですね。ファンにとっては見所満載の施設でお薦めです。
ちなみにこの日、石巻の「石ノ森萬画館」では入場者200万人を達成しました(→記事)。ここもいずれ行ってみねば。
色々見てる内にいつの間にか時間も過ぎ、腹が減ったところで今回のもう一つのお目当て「油麩丼」を食べに登米市登米町に。ちなみにここ、「登米市」は〔とめし〕、「登米町」は〔とよままち〕と読みます。
油麩丼を出すお店はここらに11軒ほどあるとの事ですが(参照)、入ったのは大正11年創業の大衆食堂「つか勇」、頼んだのは油麩丼ともう一つの名物「はっと汁」のセット1000円なり。
正直ちと高いです。
「はっと汁」が付かない通常値段でも700円、B級グルメなのだからせめてワンコインで済むようでなきゃいかんのではないでしょうか。
ちなみに東北自動車道下り鶴巣SAでも食べられます。こちらは500円、やはりこうでなきゃ!(→こちら)
この登米町、地理的にはこんな所(現在地)で、先ほどのふるさと記念館からは30分位、実はここに付くまでちょっと迷いました。
自分は旅先では必ずこういう「案内図」を記録しておきます。
施設の写真などはパンフやHPなどで見る事が出来ますが、こういう看板は現地でないと中々見られませんからね。
ここら一帯が「みやぎの明治村」として町の観光スポットとなってまして、明治時代に建てられた建物が現在も現存しています(サイトはこちら)。
その中の「教育資料館」を見学。
玄関中の靴脱ぎ場、今ではめったに見る事のない光景です。
予約すれば昔の給食を食する事が出来るようです。
でもアルマイトの食器や鯨の竜田揚げなどはそれらしいですが、このメニュー、サラダが付いてるなんてかなりリッチです。
当時はこの食器にドボドボと脱脂粉乳が注がれたのですね(なぜか知っている…)。
教室を見てみると当時の資料室になっていたり、また昔の授業風景が再現されたりしています。
ここ、夜は絶対来たくないなぁ…。人形怖! ↓
廊下は吹きっさらし、冬はかなり寒かったんじゃなかろうかと思われます。
裏手から見た外観、こうして見ると結構な迫力です。
折込パンフはこちら。裏面にはこの界隈の施設が紹介されており、中の施設を見学出来る共通券も販売されてます。
この一角にある「高倉勝子美術館」も見学。ここは去年オープンしたばかりとの事です(参照)。
地元に長く住んでいてもまだまだ見てない地元名所はたくさんあります。
今回は急に思い立った駆け足の日帰り旅行でしたが、今度はじっくりと計画を練って、新たな地元再発見の旅に出かけてみようと思ったのでした。