杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

様々な支援のあり方

芸能ニュースで、桑田佳祐を中心としたアミューズのアーティストによる復興支援ソングが紹介されてました。
曰く、
「チーム・アミューズ!!」(←クリック)
このスペシャル・チャリティ・ソング「Let's try again」は、5月25日にミュージック・ビデオのDVD付きで発売されるそうです。
その映像を見ますとやっぱり圧巻ですね。これだけの人が集まると、それだけで元気をもらう気がしてきます。

同じく大勢の人が参加してて個人的に気に入っているのにこんなのがあります。
スクエア・エニックス作家陣応援メッセージ
「がんばろう日本!」
ここ、先月から覗いていたのですが今も増え続けてます。
あまりテレビでは紹介されませんが、こういう支援もあるという事はもっと広く知らしめても良いんじゃないかと思います。

また、ファンによるこういう支援活動もありました。
MAN TAN WEB より
宮城県七ケ浜 :アニメ「かんなぎ」の“聖地”が震災被害 ファンが復興に協力】(→こちら
これもテレビでは中々報道されませんが、こういう地道な支援の姿を見ると思わず胸が熱くなります(自衛隊車両と痛車コラボが何ともたまりませんが…)。

mixiでは、るるさんという方が書かれた「幸せお裾分け大作戦」の日記が多く人の共感を呼んでいます。
これは自分が幸せを感じた時、その幸せを被災地の人にお裾分けするつもりでささやかな貯金をし、それを義援金に充てるというもので、決して無理はせず、等身大の自分で出来る限りの支援を行おうというものです。
ご本人の了解を得ましたので、以下全文を紹介させていただきます。るるさん、どうもありがとうございました。
〔2011年04月05日のmixi日記より〕
*                 *                  *


震災後、10日くらい経ってからかな…

ご飯が美味しいとか、
お風呂が気持ち良いとか、
面白いとか楽しいとかって思う度に、
「今頃、被災地の人達はどうしてるのかな…」
って想いが脳裏を過ぎってしまって、
幸せを感じる自分が酷く不謹慎なような、
建設的とは言えない負の感情、罪悪感に苛まれたりするようになった。


現時点で、妻で母の一般人の私の生活に大きな支障を来さない程度の事はしてる。
でも、残念ながらそれが払拭してくれるほど封じ込めやすい想いじゃなかった。


どうしようかな、これじゃダメだ。
って考えた。


で、思い付いたのが、幸せお裾分け大作戦。


ビックリするくらい激しくチープな感じが否めないけど、私としては名案なのだ!(笑)







あのね、幸せだな、って感じたら、その度に募金を貯金するの。


募金を貯金。


変な言い回しだけど……例えば、

友達と美味しいご飯を食べた時、お釣りの小銭を財布に入れずに、ポケットに入れて、家に帰
ったら貯金箱に入れておく。

映画を観て面白かったら、映画の代金のほんの何%かを、財布から抜いて、バッグのポケッ
トに分けておく。

観光して帰って来たら、デジカメを確認して、撮った写真の枚数×1円なり10円なりの額をど
こかにメモしておく。


そうやって貯めたお金を、月毎でもいいし、ここまで!と自分決めた期間の1回分だけでもい
いから、信頼できるルートで義捐金として送るの。

幸せ感の大きさに応じて金額を変えたっていい。
ハッピーだった日は一律100円!って決めたっていい。


つまりは、自分の幸せをトリガーにして小銭を貯めて、それを義捐金に充てたらどうかな、っ
ていう考え。


そうしたら、私みたいに自分の幸せを素直に喜べないで居る人でも、
自粛だの不謹慎だのと言わない普通の生活に戻りながら、
でも、だけど、復興への願いを途切れずに持ち続けられるんじゃないかなって。



自分がスッキリする為に、自分が幸せな時にだけ救いの手を差し伸べるなんて偽善。

我ながらそうも思った。

要は自己満足。
免罪符を買うようなもん?って。


でも、これが私なりの名案だと思ったのは、やらない善よりやる偽善、なんていう月並みな言
葉が後押ししたからじゃなくて、
なら、私はいつまで不謹慎だ自粛だと言って景気悪化に拍車をかける烏合の集で居る気な
の?っていう自問と、
延々と喪服を着て俯き続ける日々が亡くなった方への弔いでもなければ、
言うまでもなく復興への貢献でもないじゃないか、っていう自答をしたから。

もし少し時間が経って変な罪悪感を感じない心境になったとしても、
自分が続けたいだけ、続けられるだけ、幸せをお裾分けし続ければいい。

そもそも、罪悪感を払拭するしないなんて関係なく、なんなら震災とか関係なく、単純に、
自分の幸せが減らずに幸せのお裾分けが出来たら、したくない人の方が少ないとも思うし。


可哀想に…っていう募金。
頑張れ!っていう募金。
復興に協力したい、っていう募金。

色んな意味でみんな募金してると思うけど、
私の幸せ、あっちまで届けー!!っていう募金だって、別にいいよね?







自分が幸せを感じる事と、被災地の方々の心に寄り添う事、それは相反するものじゃない。

自分が心身、名実、共々に日常を取り戻す事と、被災地の復興への支援は、きっと同じ道に
有る。


そう思うことに、そう信じることにしました。

そんな訳で、今日から「幸せお裾分け大作戦」を決行致します!

心から笑うぞっ





i play 4 jp

心から。

*                 *                  *
(日記はこちら


このように色々見てみますと、人それぞれに様々な支援の形があり、それら一つ一つに、何か自分に出来る事はないかという純粋な思いが感じられます。
震災当初の被災地支援から、現在は徐々に復興支援の方にスタンスは移りつつあります。
それでもまだまだ被災者の中には、肉親との別れという悲しみに押し潰れそうになっている人がいるのも事実です。
ですから最近私は、「頑張れ」や「頑張ろう」などというメッセージは、本来被災者側に向けるのではなく、支援する側に送るのが正解ではないのかと思うようになってきました。

こんなサイトにも出会いました。

「復興支援ポスター 配布サイト」

この中の画像はすべて著作権フリー、編集も配布も自由だそうです。
中を覗いて見た所、今の自分の気持ちに一番近いメッセージを見つけました。
多くの人がこう思ってくれたなら、やがてそれは復興への大きな力になっていく事だろう。
私はこれを見て、何となくそんな希望が湧いてきたのです。