翌日、岩手県在住の友が
「面白い所がある」
という事で、「サブカルバーＡＥ」（略称：盛岡ＡＥ）なるバーに連れて行ってもらったのですが、そこが中々にカオスな所でありました。
盛岡駅前の商店街を過ぎた辺りに、後の「びっくりドンキー」の原点であるハンバーガーショップ「ベル」という店（→参考）があり、その向かい側にあるコーリンプラザビルの３階にその店はありました。
入り口はこんな感じ、何かワクワクするいや～な予感に襲われます。
中に入るや否や、こんなポスターが（をを！）。
店の規模はカウンター席が５つ、４～６人掛けテーブルが２つと小さな規模ですが、その内装は中々に濃いものがあります。
カウンター向かいの壁には懐かしのゲームソフト（ファミコン・メガドライブ！）と、頭に「○」が付くハヤカワのあのシリーズがずら～っと！
思わず郷愁を誘うポスターも。
そうそう、あの頃は公開される度酷評だった角川映画もこれだけは別格、原田知世の初々しさ、当時のＳＦファンは皆こぞって見に行ってましたなぁ。
そしてまたまたＳＦマインドに火を付けるこんなポスターも。
勿論ＳＦのみならず現在のトレンドもばっちり。
トイレを覗けばそこにもやっぱり。ちなみに扉の裏には「太陽を盗んだ男」のポスターが。
写真は撮り損ねてしまいましたが、三陸鉄道むすめやナデシコシートベルトポスターやら、とにかくここでは紹介しきれないほどのポスター・フィギアがいっぱい。
ほとんどはマスターの私物だそうですが、今じゃ常連さんからの差し入れも多数との事です。
あいにく当日は真昼間にお邪魔したのでノンアルコールだったのですが、一緒に行った友人達が頼んだコーヒーのカップもこの通り。はっきり言ってこれは欲しいぞ！
なにげに覗いたメニューのクリアファイルにはこんなのが。あ、危ない！(^^;)(勿論シャレです。お分かりでしょうが。）
マスターの団衛門さんは気さくそうな方、多分夜になったら常連さん達とディープな話で盛り上がっている事でしょう。
つい最近、すぐ上の階が火事になったそうで、もし下に火が回っていたら間違いなく大きな損失となっていました。
と思うほどのコレクションの数、こういうのってちょっとした憧れですね。
コレクションが自宅に入りきれず、保管専用のマンションを購入したコレクターの友人を持っていますが、ちょうどその部屋に入った気分で、雑然としながらも一つ一つに愛情が注がれたコレクションに包まれているとちょっと嬉しくもあり羨ましくもなる、ここにいるとその時と同じ気分になってきます。
東京などの大都市では多分、こういうお店はそこそこあるのかもしれませんが、盛岡という地方都市でまさかこれほどの店があったというのは驚きです。
お隣の県なので旅行雑誌などは持っていませんが、そこに紹介されててもおかしくはないと思うのですが実際どうなんでしょうかね。
もし盛岡に行く機会があり、そしてちょっぴり勇気があるのなら、ぜひ一度は立ち寄ってもらいたい、そう思ってしまう素敵なお店でありました。
お店のＨＰ：『サブカルバーＡＥ』 http://zenmetu.sakura.ne.jp/
トミーテック：『鉄道むすめ』 http://tetsudou-musume.net/special/sanriku.html
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