実はこの旅行を思い立ったのは一ヶ月前だったのですが、もうその頃からこの時期は予約が殺到していた様でモノリスタワーはすでに満杯、併設するホテルハワイアンズでもようやく一室を確保出来たという具合でした。
この「ハワイアンズ」、子供の頃から「常磐ハワイアンセンター」のＣＭをずっと見させられ、いつかは行ってみたいと思っていました。
そして今回、「フラガール」の映画を見て感動したというのもありますが、何より震災後に本物のフラガール達の全国行脚の映像を見て、これは絶対行かねばならぬと思う様になった次第です。
震災をきっかけとしてようやく訪れる事が出来たというのも皮肉ではありますが、どうせならこれを機会に色々巡ってみようと思い立ち、朝一で仙台から一般道の国道６号線を南下、南相馬市から県道１２号線で飯舘村経由川俣町へ、その後３４９号線へと乗り継いで、ハワイアンズに着いたのは夕方３時半過ぎでした。
宿から見えるハワイアンズの全景、真新しいモノリスタワーが堂々と建っております。おかげでこちらの宿の６Ｆ大展望風呂の窓がすべて塞がれておりました(^^;)。
新装ハワイアンズのメインプールはこんな具合。ホテルのロビーは寒かったですが、中に入った途端真夏の熱気に襲われます（クリックで拡大）。
ちなみに昔子供の頃はこんな具合。外見はコテコテですが中身は随分シンプルだったのですね。
プラザホールにはフラガールへのメッセージツリー、皆応援されていたのですね。
夜８時からはメインイベント「グランドポリネシアンショー」、開演前から席は満杯、自分達は２階席からの観覧となりました。
開演前はステージ上のスクリーンにハワイアンセンター当時の写真スライドが上映されてます。
そしてショーの始まり。入れ代わり立ち代わり様々なダンスが披露されます。
はっきり言ってこれほどバラエティに富んでいるとは思いませんでちょっとびっくり。
ショーの休憩タイムには、お客さん達とダンス講習会。
そしていよいよショーの終盤、あの映画「フラガール」のクライマックスで蒼井優が演じたあの演目が再現されます。
この時などは思わず「これこれ！」と叫んでしまいますね。
ラストはジェイク・シマブクロの「フラガール」のテーマに乗せて全員でのフラダンス、いわき復興の映画内容と今回の震災復興とが重なり、思わずうるっとなってしまいました。
福島県は今は原発事故ばかりが取り上げられますが、実は震災被害も相当なものだったのです。
当初ここの宿が取れなかったらいわき湯元温泉の方へと思っていたのですが、こちらでは被災地からの避難者や復興支援の人達優先となっていて泊まる事が出来ない状況となっています。
探してみると、老舗旅館でも地震被害で未だ営業出来ない所もあり、実際走ってきた道路などはかなり波打っていたりして、ここいら辺は実際は相当な被害であった事が想像出来ます。
ともあれ、ハワイアンズの復旧は地元にとっては明るい話題には違いなく、これをきっかけに他県の人も何とか福島県に足を運んでもらえればと願わずにはいられません。
そんな思いを後に、次の日はまた別の復旧施設に向かったのです。
・「スパリゾートハワイアンズ」公式ＨＰはこちら。
