杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

福島を巡る(一日目)

6月27日、ふくしまデスティネーションキャンペーン(ふくしまDC)のファイナルイベントに、「ふくしまDC号」として『D51 498』が走るという事で、奥さんと一緒に一泊二日の福島の旅に行ってきました。

当日の朝は仙台はあいにくの雨でしたが、晴れ間が来る事を望みつつ早朝に出発しました。
  

復興の状況を確認するため国号6号線よりさらに海側の道を走りましたが、かつては田んぼだったあたりは草ぼうぼうの荒地となっていました。
  

道行く先には、津波の直撃を受けた中浜小学校の校舎が。
  

近くで見ると、窓には破れたカーテン、教室内の机なども当時の荒れた姿のままで残されています。
  

90人の住民・児童がここの屋上に逃げて助かり、山元町ではこの校舎を震災遺構として残す事を決めたそうです(→記事)。
所在地はこの辺り、ぜひ一度見ておいた方が良いです。


福島県に入り、道の駅「南相馬」で休憩、以前ここには福島名物「凍天(しみてん)」を売っていた「もち処 木の幡」というお店があったのですが、現在はこの場所に店舗はありません(営業してる店舗はこちら)。
朝飯代わりにここの凍天を食べるつもりだったのですが残念です。
  

ここから国道12号線を経由して、一路福島へ向かいます。
市内に入る前に、時間もまだ早かったので、途中で見つけた「文知摺観音(もちずりかんのん)」という所へ立ち寄ってみました。
  

ところが案内看板を見てみたら結構な広さがあるみたいで、全部見るとなると結構な時間がかかりそうだったので、今回はパスとなりました。
ここは「今度行くリスト」に入れておこうと思います(写真はクリックで拡大)。
  
場所はこちら。


この日のメインイベント、SL撮影の場所に到着。選んだのは福島駅手前松川鉄橋の御山緑地公園、画面には写っていませんがすでに大勢のカメラマンが待ち構えていました。
  

  

午後3時過ぎ、〔D51 498〕がやってきました。
  

街中を通り過ぎたばかりなので煙はあまり上がっていませんが、機関士さんはしっかりハンカチを振っていました(クリックで拡大)。
  

あっという間に通り過ぎていきます。
ここではまだお客さんを乗せていないので、客車から手を振る姿がなかったのがちょっと惜しまれます。
  

ここから一路郡山駅へ先回り。
D51郡山駅に着くのは17:50ですが、5時頃には郡山駅に到着、構内に待機していた〔ED75 759〕号機とご対面です。
  

以前2012年7月28・29日に「SL福島復興号」のC6120が走った時、ELSLとして走ったのは〔ED75 758〕号機でした。
  

そして2013年6月29・30日の「ELSL 仙台宮城 DC 号」(C6120)として走った時は〔ED75 757〕号機でした。
  

〔757〕〔758〕〔759〕と、連番で東北を走るED75に出会え、ちょっと嬉しい気分です。
それにしても、ED75は走れる車両がまだ結構あるのですね。
今回はヘッドマークが見られませんでしたが、こちらのブログの方がそれを紹介しています。
今回もまた、一般公募のイラストから選ばれた様ですね。
到着前の郡山駅では、スタッフと見物客達とで和気あいあいの撮影会などが行われ、イベントを盛り上げる準備がなされています。
  

  

午後5:50、定刻通りにD51が到着。カメラマンの放列から一斉射撃、急に雨も降り出しました。
  

ゆっくりと目の前を通り過ぎます。
  

無事到着。
  

ブラスバンドの演奏がお出迎え。
  

先頭に回ってお顔を拝見(クリックで拡大)。
  

と思ったら、あっという間にカメラマン達に囲まれます。
風がホームに向かって吹いたので、皆煙にまみれてもう大変。
  

無事の到着に、機関士さん達はほっとしてる様に見えます。
  

こうしてイベントも無事終了。駅構内を歩くと磐越東線の看板、いずれはこれにも乗って沿線を訪ねてみたいものです。


駅を出ようとしたら踊り場にオブジェがありました。
が…、
これはまだ分かるのですが…、
     

こ、これは…!(^^;)

  

なぜにルー?

   

おじいちゃん、おばあちゃん…、

   

とってもシュールでした(笑)。
   


本日辿った道のりはこの通り。一杯やりながらこういうのを見るのもGPS付きカメラの楽しみです(画像はLUMIX TZ40のGPSログ)。
  

この日の旅はここまで、翌日はまたマニアックな旅が始まります。

二日目に続く)