杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

今更ながら「「買ってはいけない」は嘘である」を読む

恒例の中古本屋巡りでこんな本を見つけました。

日垣隆著「「買ってはいけない」は嘘である」

   

いやこれ、面白い。あまりの面白さに3度立て続けに読み返してしまいました。
当時「買ってはいけない」騒動にはあまり関心を向けてはいなかったのですが、こうして改めて読んでみると、なぜあの時この本を読んでいなかったのか、深く反省させられます。
そしてこの時指摘された事が、現在もそのまま当てはまってしまう事にちょっと衝撃すら覚えます。
極端なネガティブ情報、それに翻弄される市民、加熱する消費者運動、そして誤った知識の蔓延。これは現代も何も変わる事はありません。
それに対し、原典にすべてあたり実地検証を行い、一つ一つそのデタラメ振りを暴いていくその姿には爽快感すら覚えます。
真のジャーナリズムとはどのようなものか、今のマスコミにはこれがあるのか。
怪しい情報を唱える人々、それを何の検証もなくそのまま垂れ流すマスコミ、それをそのまま信じてしまう人々、この構図は当時よりもますますひどくなっていると感じてしまいます。
改めて多くの人に読んでもらいたい、そんな本でした。

この本は現在絶版となっていますが、日垣隆公式サイトからダウンロード出来ます(有料)。
この「終章」が立ち読みできるので、ぜひこれだけでも読んでみて下さい。

この本の内容に新たに3章分が加えられた「それは違う!」もお薦め(こっちの方が安いです)。



この本の隣に、江本勝著「波動革命」(\105)がありました。何と言うコラボ!
併せて購入した事は言うまでもありません(^^;)。