杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

ボートマッチをやってみたけど「ありえね~!」という結果に愕然(追記あり)

衆院選が始まりましたが、かつての二大政党制の理想もどこへやら、雨後の筍の如く出るわ出るわの13政党もの乱立状態、もうどこがどうやらさっぱり分からぬカオス状態となっております。
そんな中、少しでも投票の参考にと、毎日新聞のボートマッチ『えらぼーと』なるものがあるのを知り、早速やってみました。

これ、20の設問に答えるだけで自分の考えにマッチした政党が分かるというもので、試しにゲーム感覚でやってみたのですが、それが自分が考えていたのとかなり違う結果が出てしまい、思わず
「ありえね~だろ!」
とツッコミ入れてしまいました。

 毎日新聞ボートマッチ『えらぼーと』 ←クリック!

で、早速友人達に知らせてその結果を聞いてみたのですが、私の周りではやはり「ありえね~!」という反応が圧倒的でありました。
それから色々試してみて分かったのですが、このボートマッチの一番の肝はどうやら
「重要度の設定」
にある様です。(↓ クリックで拡大)
   

各々の質問だけだと皆ただ平均化されるだけですが、ここの重要度をどう設定するかが大事なのですね。
ここの結果のページに「一致度の計算方法」というのがあるのですが、(↓ クリックで拡大)
   

ここを読みますと、そもそも「一致度」というのは、自分と同じ答えを選んだ候補がその政党に何%いるかという数字であり、そこに重要度の5段階設定で「標準」を1とし、「やや高い」=2倍、「高い」=4倍、逆に「やや低い」=1/2、「低い」=1/4として計算していくので、ここの設定次第でそのマッチング度は大きく変わる事になる訳です。

で、こんな事も分からず初めはただ何となくという風にやっていきましたら、自分が思っていたのとはまるで違う党とマッチングして、
「ありえね~!」
という具合になったのですね。
で不思議な事に友人達の間でも、「あいつは嫌いだ!」なんて党とマッチングしてしまうという現象が結構起きている訳です。
こういうのってあれですね、実は無意識の
「いやよいやよも好きの内」
ってのをアンケートがしっかり受け止めちゃうんでしょうかね。

各項目をじっくり考え、重要度もしっかり設定してみるとまた違った答えが出てきますし、「一致度」の項目だけじゃなくその横には、「テーマ別一致度」とか「選挙区候補と比較」なんて項目もありますから、そこも見比べてみると中々に興味深いものがあります。
このボートマッチ、全国的にもかなりの数の人が行うみたいなので、選挙後は改選後の議席数とこれの結果をぜひとも照らし合わせて見せてもらいたいものです。


ハッピーさんとマッチングして泣いてた人もいましたけど…(^^;)。


(12月9日追加)

朝日新聞では、
政策課題 候補者の考えは 朝日・東大谷口研究室共同調査」
という特集が組まれ、そこでは各党、候補者のスタンスが分かりやすく図示される様になってます。こんな感じで。↓



各地の小選挙区毎の候補者も見る事が出来ます。参考までに。
政策課題 候補者の考えは」(←クリック)