杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

自作タクアンを食す

11月にダイコンを漬け込んだのですが、あれから一ヶ月、ようやく漬物が出来上がりました。
漬け込んでから物置に放置しっぱなしでしたが、12月の中頃、恐る恐る漬け込んだのを覗いてみました。



漬物石をどけて中を確認してみます。



付け具合はいい感じ、試しに一本取り出してみました。



軽く水洗いして切ったのを早速試食してみます。



味はそう…、素朴な味ですね(笑)。
スーパーなどで売っているのとは違い、「田舎風」と言いますかまさに自然の味わいが致します。
うまい!と叫ぶほどのものでもなく、でもまずい!という訳でもなく、まあこんなものかなという、普通の素朴なお漬物といった感じでした。
ただちょっと塩気がきつい感じでしたので、切った後しばらく水にさらして塩気を抜くと丁度良い具合になりました。
甘さもちょっと足りない感じで、この辺の匙加減というものがその家独自の味というものになっているのでしょうね。まさに漬物の奥の深さというものを実感した次第です。

さてお正月も近づき、このままただ食すのも何かと思っていた所、たまたま奥さんがこんな本を読んでおりました。

  

これには江戸時代の風習のみならず、当時のレシピなどがイラストで紹介されておりまして、そこに漬物をアレンジした料理が紹介されておりました。



この「花タクアン」というもの、要はタクアンの鰹節かけという簡単なものなのですが、試しにやってみたら意外といけまして、これは正月料理の一品として加えても良いかなと思っております。



市販のタクアンでは多分この素朴な味わいは再現されないかもしれませんが、自作タクアンの方にはぜひお薦めの一品であります。
漬け込んだのは都合10本、残りはまだまだありますので、これからも食卓の友として色々なレシピを試してみようと思います。


前回記事:「たくあんを作る」