杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

ところでCOCOAはどうなった?(追記あり)

一向に収まる気配を見せないコロナ感染は大都市部を中心に日々最高値を更新し、これまで感染者ゼロだった岩手県でもとうとう陽性者が確認され、今まで対岸の火事として見ていた地方住民としても、徐々に火の粉が降りかかってくるいやな感じを覚えております。 

 (7月31日現在)

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そんな中、コロナ感染をいち早く知る事が出来るとして鳴り物入りで公開されたアプリCOCOAですが、不具合についてはニュースで流れましたが、その後テレビではこれについての話題が中々報じられず、今どうなっているのか気になったので厚労省のHPを覗いてみました。

 

すると、7月31日17:00現在でダウンロード数は約996万件!

 

たった!

 

そして陽性登録件数は、合計で92件!

 

たった!

これ、日本全国での数字だよね…。

 

ちなみに、東京都の7月25日から7月30日までの一週間の感染者合計数は1548人にも上っており、僕はてっきり、少なくても2~300件ぐらいの陽性患者登録があったんじゃないかと思ってましたが、いやはや何たる有様でしょうか。

 

アプリが登場した頃は岩手県での登録が最も多かったという報告も見ましたが、↓

結局、コロナに対する危機感の意識がこのアプリの登録数に反映されているとも言える訳で、現在のこの登録数の少なさが今の事態を招いているのかななどと思ったりする訳です。

 

確かにこのアプリでコロナ感染自体を防ぐ事は出来ませんが、いち早く感染を知らせるという意味ではかなり有効だと僕は思うのですが、でもこの事がマスコミで積極的に取り上げられてる姿はあまり見かけません。

 

こちらの研究によると、20代ではそもそもこのアプリを知らないというのが一割以上にも上っており、特に今回は感染が増えている若い世代に利用してほしいのに、もう行政やマスコミは何をしてると言いたくもなりますね。

 

このアプリの利用率を高めるのは実は簡単な事で、例えばイベント会場や飲食店では感染防止のために入場者の体温チェックなど行っていますが、その時同時にお客の手にしたスマホ内のアプリチェック(COCOAチェック)を行い、予め会場やお店の前にはこんなエクスキューズを出しておけば良いのです。

 

COCOAに未登録の方は入場(入店)お断りいたします〕

 

これなど東京ディズニーランドなどで行えばかなりの周知普及に繋がると思うし、この取り組みを若者が集まる施設でも広げ、これをマスコミが伝えればすぐに全国に広まると思うのですけどね(まあガラケーのオヤジ世代が対象外となるのは仕方ありませんが、これはあくまで若い世代に周知徹底させるための方策ですから)。

 

東京都の小池知事の会見で、このCOCOAを義務化しようという案もちらっと見たけれど、僕は義務化というのは強圧的に感じてあまり賛成は出来ません。

でも例えばスマホ売店などで、新規契約に際してはCOCOAのDL登録を購入条件とする事を業界内で自主的に取り決めるとか、将来的にはこのアプリが予めスマホにバンドルされ、ブルートゥースは常にオンという仕様になればいやでも普及していく訳ですね。

 

この所の感染者の増加により、東京都も含め大都市部ではどこも感染防止策を強化しようとしていますが、その中にこのアプリの活用などはどこまで取り入れているのでしょうか。 

住民に向けて行政は、感染の通知がなされたら優先的にPCR検査を受けられるなどの特典を設け、早急に普及を図る姿勢を見せるべきだし、その方針をマスコミは積極的に報道すべきと思う訳です。

 

(参考)

 今日こちらの方のブログを読み、このアプリの必要性を一層強くした次第です。↓

昨今感染が広がっている大都市には、必ず大きな通勤電車網がありますしね。

 

(8月4日追記)

8月3日時点でダウンロード数は1000万を突破したとの事です。

それを受けてか、フジテレビの朝のワイドショーの画面にはこんな表記が現れました。

 

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ようやく始まった広報活動、ぜひ他の局も見習ってどんどん広めてほしいですね。

目指せ5000万DL!

 

ってか、そもそもこんな事、NHKが真っ先にやらんかい!

 

(11月5日追記)

COCOAも順当にバージョンアップを繰り返し、最新版(1.1.5)では接触通知を受け取った際の相談先画面表示の手続きがより簡便になりました。

記事によりますと、11月4日17時時点でのダウンロード数は約1929万件、陽性登録件数は1440件 との事、5000万ダウンロードまではまだ一層の踏ん張りが必要です。