杜の里から

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JAZZFES2023に行く

9月9日、10日の二日間、コロナ禍で制約を受けていた定禅寺ストリートジャズフェスティバル(ジャズフェス)が、ようやく4年ぶりにすべての制約なしで開催されました。

大会規模はコロナ前に比べるとややこじんまりとしたものでしたが、これはこれで原点に戻った感じがしてちょうど良かった気もします。

ステージは勾当台公園から定禅寺通りを抜けて西公園まで、東一番町通りも含めて全23ステージ、2日間で416グループ2960人参加という規模でした。

2日間に渡って通ったジャズフェスのレポートを始めます。

 

 

 

(一日目)

まずは一日目、初めは市民広場に向かいましたが、今年は出店の周りにテーブルが配置されていて着いた時はすでに満席状態でした。

そのため今年は、勾当台公園滝前のステージから西公園に向かうコースを進みました。

 

初めに登場したのは「VA/VC」というエレクトリックバイオリンとチェロの2人組バンド、今回初めての視聴でしたがメロディアスな調べと華麗なテクに魅了されます。

Youtubeこちら

ただお隣の野外音楽堂のステージから激しいロックの音がガンガン響いて完全に雑音になっていて、この二人にはちょっと気の毒な感じでした。

これはバンドとステージとのマッチングもありますが、ドラム等をガンガン奏でるグループこそこの滝前でやるべきで、この二人は野外音楽堂の方が良かったのではと思います。

このバンドのジャンルは一応「ロック」ではありましたが、バンドの性格や曲調なども考慮し、もう少し配慮があればとも感じた次第です(まあ酷な要望ではありますが)。

 

お次は円形公園で、スペクトラムコピーバンド「ReSPECT」、2019年以来4年ぶりの再会です。

ブラスアクションは頑張ってノリノリの演奏でしたが、お互い歳とったなぁと実感するライブでもありました(苦笑)。

 

キッチンカーで昼食をとった後はぶらぶらとジャズのメロディを聞きながら定禅寺通りを南下しますが、ステージ数が減ったせいか例年に増して人通りが多かった気がします。

 

後で知りましたが、今年2日間の人出は一日目25万人、二日目30万人、合わせて55万人との事で、コロナ前の2019年は46ステージで77万人の人出でした。

ステージ数は半分でしたがそれ以上に多くの人が訪れていた事になり、どうりで混んでいた訳です(→参考)。

 

途中暑さをしのぐため、「赤羽工務店のジャズセッションを聞きながら仙台メディアテークで一休み。

ここに出るバンドは皆実力者ばかり、安心して聞いていられます。

 

西公園の遊具広場ステージではお初のバンド「Max Coba Project」を視聴。

初め観客はまばらでしたが演奏が始まるとつぎつぎと立ち止まる人達が。リードギターの方のテクは素晴らしい。

来年またお会い出来るのを楽しみにしております。

Youtubeにあった)

歩道橋前のステージはフュージョン系の実力バンドの定位置でしたが、今年は東京から参加の「Gakky & the Delicious Soups」

何でも、諸事情によりブラスメンバー3人が不参加となってしまったそうな。次回はぜひフルメンバーでお願いします。

 

この日最後のバンドは西公園お花見広場のビッグバンド「富士学苑中学高等学校Moon inlet Sounds Orchestra」、何と年間50回の定期演奏を開いていると聞いてびっくり。

個人的には毎回一つはジュニアチームのセッションを聞いているのですが、いつもつい親心の様な気持ちで応援してしまいます。

 

一日目はこれにて終了、次の日も同様のルートを辿る形になりました。

 

(二日目)

二日目はお馴染みのご贔屓バンドの登場となりますが、あちこちでバッティングしているのでどこに行こうか迷います。

取り合えず初めは県庁前ステージでお初のジャズコンボ「MBB」を視聴。

驚いたのは、楽器の数は少なくともピタッと合えばビッグバンドばりの音が奏でられるという事で、人数が少なくとも侮るものではないという事を知りました。

 

この日は午前中は薄曇りでしのぎやすかったのですが、昼頃から日差しが差し込み、また前日の様な蒸し暑い天気となってきました。

 

昼食後はまた県庁前広場ステージで東北大学エレクトーンサークルMUSICA」の演奏、圧倒的な迫力で観客から大きな拍手。

そして勾当台公園古地図広場ステージでお馴染み「サタンオールスターズ」、4年ぶりの再会です(むっちー閣下、少しやせた?w)。

 

閣下の毒舌は定番通りでしたが、今回はリードギターのメンバーが一人増え、演奏にも厚みが増しておりました。

Youtubeにあったw)

演奏の余韻を引きずりながら西公園歩道橋前に移動し、「EISEI+SEISYO」兄弟ドラムバンドの競演を堪能(X(旧ツイッター)はこちら)。

 

そしてお隣西公園お花見広場ステージで「杜 Lemonnote Band」(X(旧ツイッター)はこちら)というビッグバンドで今年のジャズフェスの締めとしました。

 

とにかく今年は暑かった。

それにも負けぬ熱い演奏を堪能した2日間、この催しがこれからも続く事をお祈りし、一仙台市民としてこれからも応援していこうと思うのでした。

 

ただ、寄付したら貰えるガンザが今年は無かったのがちと残念…。