杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

(教育者の方々へ)EMの本を見て考えてほしい事

しばらくEMの話題から離れていた間に、いつの間にかまたEM問題がクローズアップされる様になっていました。


「ねとらぼ」より
「EM菌でプール掃除」「花粉症が治った人も」山形県小学校ブログ、科学的根拠なく炎上 学校ではなく町単位での取り組み】(→こちら

記事中でも述べられている通り、学校教育でEMが取り上げられる事の問題については、その科学的根拠の曖昧さなどから以前から指摘されてきました。
そしてネット内や専門家の間では「EMはニセ科学とか「EMは宗教」などと批判されている訳ですが、その根本原因を作っているのは、当のEMを推進する側の怪しい言説によるものであるという事を教育現場の方々はもっと知るべきだと思うのです。

今月、EMに関する新刊が発売されましたが、そこには本の内容が詳しく紹介されていました。
それがまた凄い内容で、特に教育に携わる先生方にはぜひご覧になっていただきたいと思い、こうして当ブログ内でも取り上げさせていただきました(尚、強調は引用者によります)。

amazon.co.jp」より
【思いは一瞬で宇宙の果てまで届く 地球蘇生プロジェクト「愛と微生物」のすべて 新量子力学入門】(→こちら

内容紹介

微生物の《蘇生の力》は今
福島を「うつくしまEMパラダイス」
に変えている!
この事実を知って世界に広げる

◎ なぜ福島の放射線量が予測をはるかに超えて下がっているのか
◎ EM菌の大量散布を人は知らない
EM菌は量子力学の最先端の体現であり重力波のスイッチである
◎ 光は波であり粒子であり何にでもなれる万能のベースでありこれを量子状態という
◎ この量子状態から重力波のエネルギーを使って揺らぎとか、うねりとか、スパイラルでエネルギーをとって、生命体とか物体にエネルギーを与えていくと蘇生化する
重力波は神様みたいなものであってこれとつながっていればいい
EMはその重力波のスイッチであり、無尽蔵なエネルギーにつながり、その整流力でマイナスのエネルギーをプラスに変換する
量子的な抗酸化作用は、あらゆる病気や汚染を正常化する
量子的な抗酸化の概念のオリジナルも比嘉照夫氏である
量子状態は神様の世界で祈りでないと通じない
◎ 微生物が全部やってくれていたことを全部ぶち壊してきたのがいまの世界

なぜ東京湾が日々綺麗になっているのか
EM団子の大量投入を人は知らない

日本橋で毎週10トンのEM菌を流している
2011年の地震でEMが流れ着いていたところは重力波で整流されて地震の被害が極端に少ない
◎ 生命と量子状態をつなぐのをコヒーレント(共鳴的揺らぎ)という
◎ コヒーレント状態が強くなっていくと空間の悪いエネルギーもパワー化し生命につないでいくという仕組みがある
お祈りをすると量子レベルが強くなりコヒーレント状態が強化される
◎ これは奇跡的なもので生命を維持していくための1つの手法として本来備わっているものである
◎ この現象は量子もつれ(エンタングルメント)的に巨大な量子コンピュータになっており、宇宙の全てをつないでおり、無限大である
EMには超伝導的整流力があり有害なエネルギーを有用なエネルギーに変えていく
放射能もみんな良きエネルギーに転換されていく
祈ってピュアになると必ず内在する蘇生型微生物によって重力波につながるようになっている
不食重力波のレベルが高くなると可能になる
難病も重力波につながることで正常化される

わざわざ買うまでもありませんが、なぜEMがこれほど批判されているのか、子ども達を指導している先生方にはお察しいただける事でしょう。
そしてこの様な「教え」を説いているものが果たして教育現場で使われるべき類のものなのか、その事をぜひ考えていただければと思うのです。

参考)
自ブログより: 「EMへの疑問(3)~EMは「ニセ科学」か?~」
        「EMへの疑問(16)~東京湾はEMで浄化されたの?~」